和菓子作りに必要な道具、便利な道具をご紹介します。
お菓子は道具が大切、道具が無いと出来ないものもあります。でもご心配なく。プロ向けの高価な道具は要りません。普段の料理にも使うお手頃価格の道具で充分です。
道具は「①基本の道具」「②あると便利な道具」「③各和菓子作りにあると便利な道具」の3つに分けました。まずは①を揃え、徐々に②・③と揃えていくのがおすすめです。
目次
和菓子作りの基本の道具
①お菓子作りに必須の基本の道具
1. ボウル(中サイズ:幅20cm前後)


材料を混ぜる、こねる際などに使います。1個では足りず、3~4個あると便利です。持っておきたいところ。
洋菓子ではステンレスボウルを使いますが、和菓子は電子レンジで温めることも多いので、レンジ使用可のボウル(ポリプロピレンやポリカーボネート製)がおすすめです。
2. 計量(デジタルキッチンスケール)


デジタル表示の計りは、お菓子作りに必須アイテム。計測範囲が広く、微量も計れるタイプが便利です。おすすめはタニタのデジタルクッキングスケール がおすすめ。最小0.1gから最大3kgまで計量できます。
3. ゴムベラ


材料を混ぜる時、練る時などに使います。おすすめはヘラと柄が一体となった、タイガークラウンのシリコンゴムベラ ウィズ(大)。耐熱温度は204℃、持ちやすく、ヘラのしなりもよく、使いやすくておすすめです。サイズも大に加えて、小もあると便利です。
4. ホイッパー(泡立て器)


生地を混ぜるあるいは泡立てに使います。頑丈で、壊れにくいものが便利です。おすすめはシルバー泡立 ステンレス ナイロン樹脂。洋菓子を作る方にも人気のホイッパーです。
5. ふるいまたはザル




ゆでこぼす、粉をふるう際などに使います。サイズは18cm~21cm幅の足の無いシングルタイプがおすすめです。そのほか、100均にある小型のふるいもおすすめ。持っていると便利です。
②あると便利&和菓子のレパートリーが広がる道具
1. 蒸し器


和菓子はとにかく蒸すことが多く、蒸し器1台はぜひ持っておきたいところ。鍋を簡易的に蒸し器にすることも可能ですが、蒸気量が異なるので、やっぱり蒸し器の方が美味しく出来上がります。おすすめの蒸し器はステンレス製の角型。蒸し器については、こちらをご参考におすすめの蒸し器のご紹介
2. ぼうず鍋


丸底のアルミ製のぼうず鍋は、もち練り、あん練りに欠かせないアイテム。「あんを練ると焦げてしまう・・・」とお悩みの方は、ぼうず鍋一度使ってみてください!焦げませんから。

3. バット/トレイ


粉をまぶしたり、出来上がった和菓子を置く際など、バットがあると便利。お皿などで代用もできますが、バットがあるとお菓子作りはスムーズに進みます。100均ショップでも売っていますので、3~4枚あると便利です
4. 玉子豆腐器


型の一つ。羊羹や錦玉羹を固めたり、軽羹や浮島、ういろうや大福生地などを蒸す際にも使います。
形は長方形で、材質はステンレス。サイズは大・中・小とあります。一番のおすすめは小サイズ(12×7.5cm)。1~2人用の分量で作ることが出来ます。
玉子豆腐器についてはこちらをご参考にあると便利な和菓子の道具:玉子豆腐器(小サイズ)
5. 木べら


もちを練る際などに使います。木べらの形は様々ありますが、和菓子では宮島(しゃもじ型)を使います。ご家庭で一般的なスパチュラやターナーは、やや使いづらいので、宮島がおすすめです。
6. ハケ


もち作りに欠かせないのが、ハケ。粉を払い落す際に使います。柔らかい毛質の山羊毛のハケがおすすめです。
7. さらし布/手ぬぐい




蒸し器のつゆ取り用に、もちを蒸す、あるいはだんごをこねる際などに使います。一般的な木綿のさらしで、耐久性のあるものがおすすめです。
8.ハンドミキサー


卵白の泡立てに使います。ホイッパーを使って自力で泡立ても出来ますが、キメの細かいメレンゲを作るにはハンドミキサーは必須。おすすめはパナソニックのハンドミキサー。シンプルな構造がよく、速度調整は3段階。小ぶりで計量、コンパクトにしまえる便利なミキサーです。教室でも愛用しています
9.タイマー
スマホのタイマーなどでも代用可能ですが、あると便利。数字の大きい方が見やすいので、タニタのでか見えタイマーがおすすめです
③各和菓子作りにあると便利な道具
こしあん・つぶあん作りの道具

どらやき作りの道具

錦玉羹作りの道具(型)

上生菓子の金団作りの道具

羊羹やあん、みつの仕上がりを均一化する、糖度計

手作り和菓子に可愛いアクセント「焼印」のご紹介

薯蕷饅頭や軽羹など山芋すりおろしのおろし金

道具は実際に見てから購入したい方は、浅草・かっぱ橋へ。おすすめのお店をご紹介しています
