自家製のこしあんは、すっきりとして、みずみずしくおいしいものが出来上がります。やや手間と時間はかかりますが、こしあん作りにチャレンジしてみてください。
調理時間:2.5時間
こしあんの材料(出来上がり:400g)
・小豆 :200g
・上白糖:200g(小豆と同量)
・水 :適量
・重曹 :1.4g
こしあんにおすすめの小豆は?
小豆は大きく分けて2種類。小粒の普通小豆と大粒の大納言です。こしあんは、普通小豆がおすすめです。
こしあん作りに必要な道具をご紹介しています

こしあんのレシピ/作り方
1. 小豆の吸水(約40分)
小豆を軽く洗い、鍋にかぶる量の水と共に入れ、中火~強火にかけます。
沸騰後は5分間沸騰をキープします。
5分経過後、たっぷりの冷水(=びっくり水)を投入し、湯温を60℃以下に下げます。
温度を確認したら、ゆで汁を取り出します(投入した量よりやや少な目)。
再び沸騰させ、沸騰を3分間キープし、たっぷりの冷水を投入。湯温を60℃以下に下げます。
温度を確認し、投入した同量またはやや少な目のゆで汁を取り出します。
豆が完全に吸水するまで、「水を加える」→「湯温を下げる」→「ゆで汁を取り出す」を繰り返します。(繰り返しは3回まで)
※途中で豆が湯から出そうな場合は、お湯を足してください
豆が充分に膨らんだら、火を止めます。ザルに小豆をゆでこぼし、軽く洗います。
豆が膨れていく様子を見てみよう!
ゆで始めはシワが寄ります。次第にシワが伸び、シワの無い状態になれば、吸水は完了です。
2. 小豆をゆでる(約30分)
鍋に小豆と湯を入れ、中火~強火にかけます。沸騰したら重曹を入れ、火を弱めます(フツフツと軽く湧く程度)。
豆が柔らかくなるまで、ゆでます。途中で、豆が湯から出ないよう、湯を加えてください。
皮まで充分に柔らかくなったら、火を止め、蓋をして15分程蒸らします(蒸らすと豆はふっくらと炊き上がります)。
3. 裏漉しと生あん作り(約15分)
裏漉し1回目
ボウルにザルをのせ、小豆をいれ、裏漉します。裏漉しにはヘラやレードルを使います。
適宜、水を加え裏漉しましょう。ザルに残った豆の皮は使いません。
裏漉し2回目
メッシュの細かい裏漉し器を使います。ボウルに漉し器をのせ、裏漉します。
あんを水にさらす(濁りを取る)
水を注ぎ入れたら、あんを沈殿させ、1~2分後に上澄み液を捨てます。
2回繰り返します。
あんの水を絞る
ボウルにさらし布または手ぬぐいを置き、あんを入れます(2回に分けて)。
布を閉じ、水を絞り出します。できるだけ絞り出してください。
布に残ったあんをボウルに入れます(これが生餡です)。
4. 砂糖を加えて練る(約5~10分)
鍋に砂糖を入れ、生餡の1/3を加えて、火にかけます。
沸騰したら、残りの生餡を加えます。
ヘラを使い、あんを練り、表面にツヤの無いぽってりとした状態になったら、火を止めます。
すぐにバットに移し、完成です。※鍋に放置すると余熱で乾燥します
あんの保管方法
粗熱が取れたら、小分けにして冷蔵庫または冷凍庫で保管してください。
冷蔵保存の場合はなるべく早めに(5日以内)、冷凍保存は1ヶ月以内ににお召し上がりください。
こしあんを使った和菓子のレシピ




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