子供の頃、水羊羹と言えば中村屋さんの缶入り水羊羹でした。蓋を開けて、添付のスプーンで食べるのが楽しみの一つ。最近は缶入りを見かける機会も少なくなりましたね。
とらやさんやたねやさんなど、いろいろな和菓子屋さんの水ようかんを食べましたが、一番記憶に残っているのは、名古屋「むらさきや」さんの水羊羹。口の中であっという間に溶けてしまった、儚く美味しい水ようかんでした。
水羊羹は手作りでもとっても美味しく出来ます。コツは寒天選びにあり。糸寒天または棒寒天をお使いください。
水羊羹の材料と道具
材料:玉子豆腐器(12×7.5cm) 1缶分
・糸寒天または棒寒天:1.6g
・水 :200g
・上白糖 :40g
・こしあん:200g
【寒天②】粉寒天、棒寒天、糸寒天、何が違うの?違いを5つ、まとめました
道具
・型(玉子豆腐器:12×7.5cm)
・ボウル
・ザル
・ゴムベラ
・鍋
おすすめの道具
ぜひ持っておきたい「玉子豆腐器」:寒天、蒸し物、もち等々、本当によく使います
水羊羹の作り方
1. 寒天を水で戻す(6時間前)
糸寒天または棒寒天をハサミでカットし1.6gを計量します。
寒天をボウルに入れ、分量外の水も入れ、6時間ほど浸水させておきます
※糸寒天は束をほぐしてから入れると、寒天の戻りがよくなりますよ
真夏は冷蔵庫に入れておきましょう
【寒天③】寒天の基本の使い方
2. 寒天を煮溶かし、砂糖を加える
寒天を流水で洗い、鍋に入れ、分量の水(200g)を加えます。
中火~強火にかけ、沸騰させます。寒天をしっかりと煮溶かします。沸騰したら2~3分火にかけ、寒天を完全に溶かします
沸騰するまではヘラで触らないように。沸騰してからはヘラでよく混ぜてください
砂糖を加え、砂糖が溶けたら火を止めてください
寒天は砂糖が入ると溶けなくなります。
寒天が完全に溶けてから、砂糖を加えてください
3. こしあんと合わせる
こしあんをボウルに入れ、寒天液をザルで漉し入れます。
ザルで漉すと、寒天の溶け残りがあってもキャッチされます
へラで混ぜ、こしあんを溶かします
4. もう一度、火にかける
鍋に戻し入れます。もう一度火にかけ(中火)沸騰したら火を止めます。
5. ボウルで冷やす(→分離を防ぐ)
水羊羹をボウルに入れます
大きめのボウルに冷水を張り、その中にボウルを浮かべ、混ぜながら冷やします。もくもく湯気が見えなくなるまで冷やしてください(40℃程度)
冷やさずに型に流すと、固まる間に水とあんが分離してしまいます
6. 型に流し入れ、冷やし固める
玉子豆腐器に入れ、冷蔵庫で2~3時間冷します
寒天は常温でも固まりますが、冷蔵庫で冷やし固めるとさらに美味しくなりますよ
固まったら、型から出し、適当なサイズにカットして完成です
水ようかんの保存方法と賞味期限
冷蔵庫で保管し、2~3日以内にお召し上がりください
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