夏になると京都を中心に和菓子屋さんの店頭に並ぶ、葛焼き。葛粉のおいしさをシンプルに味わえるお菓子です
四角いフォルムが特徴。葛餅に粉をまぶし、六面を焼いて仕上げます
葛粉は水の量、練り加減、加熱具合を変えると、様々な食感が生まれます。だから追究するのがとっても面白い!いろいろな葛菓子を作り比べると、食感の違いが楽しめますよ。
葛焼きはやや固めの食感がおすすめ。半返しで作ります。
夏の訪れとともに、ぜひ手作りの葛焼きを味わってみませんか。
葛焼きの材料と道具
材料:玉子豆腐器(12×7.5cm) 1缶分
・本葛粉:40g
・水:200g(粉の5倍)
・上白糖:60g
・こしあん:60g
・片栗粉:適量
こしあんが無ければ、入れなくてもOK。シンプルな葛焼きになります
葛焼きを美味しく作るポイントは?
葛粉は本葛粉をお使いください。ややお値段張りますが、本葛粉を使うと美味しく出来上がります。
葛粉についての説明は、下記リンク先もご参考に。
「和菓子の基本:葛粉について」
道具
・ボウル
・ゴムベラ
・茶こし
・玉子豆腐器(12×7.5cm)
・鍋
・蒸し器
・フライパン
葛焼きの作り方
1. 葛粉を溶かす
ボウルに葛粉と水を入れ、ヘラで葛を溶かします
葛粉はやや溶けにくいので、ボウルの底までしっかり混ぜて、葛粉を溶かします
2. 葛液を漉す
鍋に葛を漉し入れ、さらに砂糖とこしあんも加えます
3. 加熱する
火加減は中火です。ヘラで混ぜながら、加熱します
なべ底から固まるので、なべ底から返すように混ぜます
全体の半分が固まったら、火を止めます。全体からヘラで混ぜ、生地を滑らかにします
下の状態で火を止め
ヘラで混ぜ(力は入れ過ぎないように…)
全体が滑らかになったらOKです
玉子豆腐器に入れます
玉子豆腐器にはクッキングシートを敷いても、敷かなくてもOKです。シートの敷き方は次のリンク先をご参考に。玉子豆腐器に入れるクッキングシートの折り方
4. 蒸す(30分/中弱火)
沸騰した蒸し器に型を入れ、中弱火で30分蒸します
蒸し上がりました。蒸し器から型を出し、常温で冷まします
葛は冷めてからでないと切れないので、完全に冷めるまで置きます
5. 焼く
葛を型から取り出し、8等分にカットします
バット等に片栗粉を置き、葛の全面に粉をまぶします
ホットプレートまたはフライパンを温め、一面ずつ焼きます
一面が焼けたら、次の面を焼きます
六面焼いたら完成です。焼き上がりも美味しいし、冷ましてからも美味しいですよ