初めてあん作りに挑戦した友人から、相談を受けました。「お正月休みにあんこを炊いてみたけど、焦がしてしまった…」とのこと。
小豆を炊き、砂糖を入れた後の最後の最後で焦がしてしまったそうです。
最後に焦がしてしまうのは、残念過ぎる。。。私もあん作りを始めた頃は、焦がしたことがありました。
なぜ焦げてしまうのか?どうすれば焦げないのか?今回は、あんを焦がさずに上手に練り上げる方法をご紹介します!
あんが焦げる原因
①火加減が強過ぎた!
一番シンプルな理由ですが、火加減が強すぎると焦げます。なので、少し火加減を弱めてみてください。
でも、あんを練る際に弱火にはしません。特にこしあんの場合、弱火では充分に加熱されず、白っぽいあんに仕上がってしまいます。
最初はぜひ中火にしてください
②練りが足りない!
あんを練る時は、ヘラで底から返すように練る必要があります。ただ、量が多いと重くてうまく練ることができません。
そうすると、鍋底にあんがとどまってしまい、それが焦げの原因になるのです。
あんを練る際は、しっかりと鍋底にヘラを入れ、練り混ぜてください。
おすすめの解決策
①丸底のぼうず鍋を使う
あん練りに欠かせない鍋が丸底の「ぼうず鍋」です。
底の丸い形状のおかげで、ヘラがしっかりと鍋底に入り、焦がすことがなく、練り上げることができます。
底が平らな鍋を使うと、どうしてもヘラが届かない部分があり、焦げの原因になります。私も雪平鍋を使い、一度だけ焦がしたことがありました。
あんを練るなら、ぼうず鍋を使うのがおすすめ。こちらでぼうず鍋をご紹介しています。ぜひご参考に
ぜひ持っておきたい「ぼうず鍋」:あんやもち練りに必須のお鍋です②木べらではなく、ゴムベラを使う
あん練りには通常、木べらを使います。しかし、木べらはなかなか使いづらいもの。
ゴムベラを使うと、いい具合のしなりがあって、練りやすく、あんも焦げにくくなります。
おすすめの耐熱のゴムベラ(タイガークラウンのシリコンゴムベラ ウィズ(大))を下記にてご紹介しています
和菓子作りを始めるなら、持っておきたい道具