阿舎利餅、お好きですか?京都・満月さんの和菓子。阿舎利餅ファンの方も多いと思います。私も好きです。生地はもっちり、中のつぶあんとの相性抜群。この阿舎利餅のようなどらやきを作りたいと試作を重ねました。そして出来上がったのが今回のレシピ。
ポイントはもち粉を使うこと。ただ、もち粉だけでは生地が柔らかく、焼く際に返しにくいため、上新粉を加えています。実際に阿舎利餅の食感の再現は難しく、やや近い食感のモノが出来ました。
小麦にはない、米ならではの味と食感。いつものどらやきとは違うものを作りたい、という方におすすめ。春のさくら餡にも合いますよ。
もっちりどらやきの材料と道具
材料:4個分
〇生地
・全卵:50g
・砂糖:35~40g
・もち粉:32g
・上新粉:8g
・水:10g
〇中あん
・つぶあん又はこしあん:80~100g(20~25g×4個)
道具
・ボウル
・ホイッパー
・フライパンまたはホットプレート
・銅鑼さじ
※無い場合は、真丸い形のスプーンやさじで代用可能
・返しのヘラ
もっちりどらやきの作り方
生地を作る
1. 全卵を溶きほぐす
ボウルに卵50gを入れ、溶きほぐしておきます
2. 砂糖を加える
続いて砂糖を加え、ホイッパーですり混ぜます。ややもったりとした2分立て(とろみのついたソースのような状態)程度まで、混ぜておきます
3. 粉を加える
上新粉ともち粉を加えて、ホイッパーで混ぜます。粉が残らないよう、しっかりと混ぜておきます
※粉をふるう必要はありません
上新粉ともち粉の違いは、下記をご参考に
和菓子に欠かせない材料「米粉」について学ぶ
4. 水を加える
最後に水を加えて、混ぜます
生地を焼く
ホットプレートなら150~200度で、フライパンなら弱~中火で焼きます。
油を塗り、もう一度温めます
銅鑼さじで生地をすくい、一点に生地を落とします。一点に落とすと、生地は丸く広がります
表面にプツプツと気泡が現われ、全体がふんわりとしてきたら、ヘラで返します
※生地が柔らかいので、返す際は慎重に返してください
裏面も焼きあがったら、網などにのせ、冷ましておきます
生地を挟む
生地が冷めたら、あんをのせ、もう一枚の生地で挟み、完成です