お正月の和菓子、花びら餅。求肥に味噌あん、紅色の菱餅、ごぼうの蜜煮の組合せ。裏千家の初釜の和菓子としてもおなじみです。
今年は手作りの花びら餅に挑戦してみませんか。作業はやや大変ですが、作りたて花びら餅の美味しさは、絶品です。
今回は、いよいよ求肥作りのご紹介。求肥練りは大変ですが、頑張りましょう!美味しい花びら餅のために。
調理時間:1時間(除:ごぼうの蜜煮を作る時間)
※花びら餅作りに必要な道具
・セルクル(円形の抜型、直径9cmサイズ)
・麺棒
セルクルが無い場合は、茶碗など丸く抜けるものを代用してください。麺棒はすりこぎで代用可能です
花びら餅の材料
4個分
<花びら餅>
・白玉粉:60g
・水:55g
・上白糖:55g(粉の約90%)
・湯:65g
<菱餅>
・白玉粉:10g
・水 :20g
・上白糖:10g
・紅色素:少々(水でのばす)
・片栗粉:適量
花びら餅の作り方
1. 白玉粉をこねる
ボウルに白玉粉と水を入れ、手でこねます
※ひとまとまりになるよう、よくこねてください
白玉を4等分し、平らな小判型にしておきます
2. 白玉を蒸す
沸騰した蒸し器に濡らしたさらし布を敷き、その上にこねた白玉を並べます
さらし布で白玉を覆い、蒸し器の蓋を閉め、強火で10分間蒸します
3. シロップを作る
もちに練り込むシロップを作ります。上白糖に湯を入れ、混ぜ、溶かしておきます
4. バットに手粉の片栗粉を敷く
バットに片栗粉をまんべんなく敷いておきます
5. 求肥を練る
もちにシロップを3回に分けて加え、火にかけながら練り上げていきます
蒸し上がったもちを、鍋に入れ、木べらでよくこねます。
もちにシロップを加える(1回目)
もちにシロップの1/3量を入れ、弱火にかけながら、シロップを餅に浸透させます(絶えずヘラで餅を動かします)
もちをこねる(1回目)
シロップが浸透したら、餅をヘラでこねます。もちがぷっくらとなるまでこねます。
もちにシロップを加える(2回目)
鍋にシロップの残り半分量を入れます。弱火にかけ、シロップを餅に浸透させます(絶えずヘラで餅を動かします)
もちをこねる(2回目)
シロップが浸透したら、餅をヘラでこねます。もちがぷっくらとなるまでこねていきます。
もちにシロップを加える(3回目)
鍋に残りのシロップを入れ、弱火でシロップを餅に浸透させます。(絶えずヘラで餅を動かします)
もちをこねる(3回目)
シロップが浸透したら、餅をヘラでこねます。もちがぷっくらとなるまでこねていきます。
最後に、もちの伸び具合を確認します。ヘラに巻きつけ15cmの高さまで持ち上げ、切れなければ出来上がりです。
バットにもちをのせ、二つ折りにします
6. 菱餅を作る
電子レンジを使い、簡単に作ります。
・ボウルに、白玉粉と水を入れ混ぜ、砂糖も加えて混ぜ合わせます
・紅色素を水で溶き、微量ずつ加え、着色します
・電子レンジで加熱します
(600Wで50秒で加熱しました。お使いのレンジにより、加熱具合が変わります。ご調整ください)
・もちをこねます
・もちを片栗粉の上にのせ、ハケで粉を全体にまぶします
電子レンジが無い場合は、蒸し器で5~10分程加熱してから、こねてください。
7. 花びら餅を成型する
各パーツを準備します
菱餅は四角くカットし、ごぼうは蜜を切り、あんは4等分し丸めておきます
求肥を4等分にカットします
麺棒で求肥を伸ばします(10cm程度の長さに)
セルクルで丸型に抜きます
ハケで余分な片栗粉を払い落します
成形します。菱餅をのせ、続いてごぼう、味噌あんの順にのせます
求肥を閉じます
完成です
ごぼうの蜜煮と味噌あんの作り方は、下記をご覧ください
(ごぼうは前日に作ります)


じっくり動画で見たい、知りたい方には動画レシピ(有料版)もあります
Youtubeで動画(ダイジェスト版)をご覧いただけます!
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