夏の和菓子としておなじみの「錦玉羹(きんぎょくかん)」
和菓子屋さんの錦玉羹は、美しいグラデーションのものから、七夕、星空、金魚を表現したものなど、どれも芸術作品。職人さんの意匠と技がふんだんに盛り込まれているので、見るだけでも楽しいですね。
美しい錦玉羹を作るのは難しいですが、今回は簡単に作れるシンプルな錦玉羹の作り方をご紹介します。手順は簡単。寒天を煮溶かし、砂糖と水飴を加えて固めます。
夏の和菓子
錦玉羹の材料と道具
材料:セラミックの錦玉型10個分
・糸寒天:4g
・水:160g
・グラニュー糖または白ザラメ:140~160g
・水あめ:10g
・甘納豆:10粒
・乾燥のクコの実:10粒(ぬるま湯に浸けてふやかしておきます)
※砂糖はグラニュー糖か白ザラをお使いください。上白糖では純度がやや低く、透明度が下がります
錦玉羹を作ると、躊躇するのが砂糖の量。出来ることなら砂糖を減らしたいところ。
そもそもなぜ、錦玉羹は砂糖が多いのでしょうか?
理由は、寒天を透明にするため。たくさんの砂糖を入れることで、あの透き通るような錦玉羹が出来上がるのです。
道具
・錦玉型
・ボウル
・ゴムベラ
・鍋
おすすめの錦玉型はこちら
あると便利な「錦玉型」:錦玉羹を固めます錦玉羹の作り方
1. 糸寒天を戻す(半日前)
ボウルに糸寒天と水(分量外)を入れ、糸寒天を戻しておきます。
糸寒天が戻ったら、洗ってから使います。
2. 糸寒天を煮溶かす
鍋に戻した糸寒天と水(160g)を入れ、火にかけます。沸騰したら、2分程そのまま火にかけ、糸寒天を煮溶かします
3. 砂糖と水あめを加える
砂糖と水あめを加えます
(必ず寒天が溶けてから砂糖を入れてください)
砂糖が溶けて、沸騰したら火を止めます
⇒寒天に砂糖を溶かした液を「錦玉液」と呼びます
4. 型に流し入れます
セラミック型に錦玉液を流し入れ、甘納豆とクコの実を1粒ずつ入れます
5. 冷やす
常温または冷蔵庫で冷やし固め、完成です
あんこラボのブログでは、
「ぜひ食べてみたい!おすすめの和菓子屋さんの錦玉羹」をご紹介しています。