錦玉羹作りに欠かせない道具が、錦玉型
錦玉羹を作るなら、ぜひ何種類が持っておきたいですね。
形は様々。丸や四角などの定番から、水紋、亀甲、朝顔、葉、金魚、あるいは楓など。錦玉羹は夏の和菓子なので、夏に関連するものが多いです。
型を活用すれば、錦玉羹の技法に凝るよりも(グラデーションや練り切り細工を入れるなどは大変ですよね…)、より簡単に季節感を表現することが出来ますよ。
また、錦玉羹だけでなく、ゼリーや葛などにも使えます。
今回は、オススメの錦玉型をご紹介します。
錦玉型の素材
まずは素材のご紹介。
型には3種類あります。セラミック(陶器)、プラスチック、ステンレスです。
①セラミック(陶器)
もっとも型の種類が豊富なのが、セラミック。
耐熱性で、熱い寒天液を流し入れても大丈夫です。また焼き菓子や蒸し菓子などにも幅広く利用できます。
ただし、落したり、ぶつけたりすると割れますのでご注意ください。
私もセラミックタイプを使用しています。
②プラスチック
軽くて割れにくいのがプラスチック製。種類の豊富さはセラミックに次ぎます。
ただし、焼き菓子には使用できません。実際には、錦玉型を焼き菓子の型に使うことはほぼ無いですけどね。
③ステンレス
底のない抜き型のセルクルタイプ。底が無いので、固めた錦玉羹を取り出しやすいのが特徴。
形の種類は少なく、丸や四角、ひょうたんなどです。
洋菓子のセルクル型を使うことも出来ます。
錦玉型、おすすめの形
夏らしい意匠がオススメ。
①水紋
夏=水=水紋。夏を代表する意匠です。錦玉羹には欠かせません。
水紋には、シングルとダブルタイプがあり、どちらかを選ぶとしたらシングルがオススメ。
素材はセラミック製とプラスチックがあります。
②ひょうたん
愛嬌のある形のひょうたん。夏を代表する植物なので、夏の和菓子には欠かせません。また、昔はお酒を入れる容器としても使われていたため、宴のイメージもあります。
錦玉羹をひょうたん型で作ると、夏の涼しさを演出できるのでオススメですよ。
素材は、セラミック製とステンレス製があります。(セラミック製は在庫が無いことも多いです)
③丸型
定番の形ですが、一番使いやすいのが丸型。水まんじゅうなどにも使えます。
素材はセラミック製があります。