どら焼き作りは、生地よりも焼きの方が難しいんです!
「お店のような真ん丸なきつね色に焼きたい」と思っても
生地を返す時によれたり、焼き色が薄かったり、膨らまないことも・・・
でも、大丈夫です。お家でもきれいに焼くコツがあります。
コツが分かれば、すぐに上手に焼けるようになりますよ

教室でもコツをお伝えするだけで、みなさんすぐに上達してます
どらやきをきれいに焼くコツ、ぜひご参考にしていただけると幸いです
どら焼きを上手くきれいに焼くコツは?
1. どらやきをこんがりきつね色に焼くには、フライパンを十分に温める
どらやきを焼く時は、必ずフライパンやホットプレートを充分に温めてください。
どらやきは焼きの温度が低いと膨らみません。また、焼き色も付かず、生焼けの状態になることも。
フライパンの温度を上げるため、充分に温めるのがポイント。油を塗ってからもさらに温めて、焼いてください
なお、油を塗り過ぎると生地に斑点が出来ます。油をキッチンペーパー等でふき取ってから、生地を入れてください

また、焼いている途中も温度が下がらないように、フライパンなら火加減を、ホットプレートなら温度を調節します。

とにかく温度!温度!温度!
温度が下がらないよう、でも上がり過ぎると焦げるので、適温を見つけるのがコツです
2. どらやきを丸く焼くには、丸い形のさじを使って、生地を一点に落とす
どらやきを丸い形に焼くには、丸いさじを使うのがポイント。
丸いおかげで生地も丸く焼きあがります(専用のどらさじは、まん丸い形が特徴)
お家にある丸いスプーンや、大さじのスプーンなどを使ってみてください

そして、生地を落とす際は一点に落とすのがポイント。
丸を描こうと、さじを動かしてしまうと、かえって丸くなりません。
一点集中。ずれないように、同じ場所に生地を落としてください

3. 生地のサイズは、やや小さめにする
どらやきのサイズが大きくなればなるほど、返しが難しくなります
慣れるまでは、やや小さめのサイズ(直径6cm程度)で焼くのがコツ。
小ぶりサイズなら、ヘラで返す時も生地がよれたりしないので、きれいに焼きあがりますよ
慣れてきたら、ぜひ大きいサイズ(お店サイズの直径9cm程度)に挑戦してみてください

4. 生地を返す際は、ヘラを生地の中心部まで入れ、横向きに返す
ヘラで返す際、生地がよれることがよくあります。原因はヘラの入れが浅いこと
ヘラを中心部まで入れず、手前に入れて返そうとすると生地がよれやすくなります。しっかりと中心部まで入れてください。生地がヘラに安定して乗り、返しやすくなります

そして、ヘラを返す方向は横向きです。
右利きの方は左向きに、左利きの方は右向きに、手首のスナップで90度回転させひっくり返します。
横以外の方向に返そうとすると、ほぼよれます。無理のない、自然な動きで横方向に返してください。

5. 美しいきつね色を目指すなら、銅板を使う
銅板で焼いたどら焼きは、それはそれは見事な美しさ・・・見惚れるほどの美しいきつね色になります。だからお店では専用の銅板でどらやきを焼いています。
ただ、銅板は値段も高く業務用。なので、お家で使うことは難しいのですが、そんな時はぜひ銅の卵焼き器を使ってみてください。きれいなきつね色のどら焼きが焼きあがりますよ!
卵焼き器も少し大きめサイズがありますので、サイズによっては一度に複数枚(2~4枚)焼くことも可能です。私は21cmサイズを使っています

どらやきのレシピはこちらからどうぞ
