どら焼き作りは、生地よりも焼きの方が難しいんです!
「お店のような真ん丸なきつね色に焼きたい」と思っても、生地を返す際によれたり、焼き色が薄かったり、膨らまないことも・・・
でも、大丈夫!お家でもきれいに焼くコツがあります。焼き方、道具の使い方、道具選びのコツが分かれば、すぐに上手に焼けるようになりますよ
教室でもコツをお伝えするだけで、皆さんすぐに上達してます
焼き方・道具の使い方のコツ
どら焼きを美しく焼くには、道具の使い方にコツがあります。
コツを5つご紹介します!
1. フライパンやホットプレートを充分に温める
どらやきは温度が低いと膨らまず、いい焼き色が付きません。
だから、フライパンやホットプレートを充分に温めておくことが大切。
充分に温めて焼くと、こんな感じに美しいきつね色に焼きあがります!
温める時間は、
・フライパン:中火で20~30秒ほど
・ホットプレート:200℃前後で1~2分ほど
(ホットプレートは機種により時間が異なります。時間は要調節です)
温まったら油を塗り、さらに10~20秒ほど温めてください(フライパンの場合は火を弱めます)
とにかく温度!温度!温度!
最初にフライパンやホットプレートを充分に温めておくと、焼き色がきれいになります
2. フライパンやホットプレートの油滴をふき取る
油を塗った後は油滴をキッチンペーパーでふき取ります
油滴が残っていると、どらやきの表面に斑点が出来ます
斑点はホットケーキを焼くとよく出来ますね
油滴をふき取ると斑点が出来ませんよ
3. フライパンに生地を落とす際は、一点集中
生地を落とす際は同じ場所の一点に落とすのがポイントです
丸を描こうと、さじを動かしてしまうと、かえって丸くなりません。
一点集中。ずれないように、同じ場所に生地を落としてみてください
4. 生地のサイズはやや小さめに
どらやきはサイズが大きくなるほど返しが難しく、よれやすくなります
慣れるまでは、やや小さめのサイズ(直径6cm程度)で焼くのがコツ。
小ぶりなら、ヘラで返す時も生地がよれにくいので、丸く焼きあがります
慣れたら、ぜひ大きいサイズ(お店サイズの直径9cm程度)に挑戦してみてください
5. 生地を返す際のヘラの使い方
ヘラで返す際、生地がよれることがよくあります。
原因はヘラの入れが浅いこと。ヘラを生地の手前に入れて返すと、生地がよれやすくなります。
コツはヘラを生地の中心部まで入れること。ヘラが安定して、返しやすくなりますよ
ヘラを返す向きは、横向きです
右利きの方は左向きに、左利きの方は右向きに、手首のスナップで90度回転させひっくり返します。
横以外の方向に返そうとすると、ほぼよれます。無理のない、自然な動きで横方向に返してください。
道具選びのコツ
どら焼きを美しく焼くには、道具そのものの選び方にもコツがあります。
コツを3つご紹介します!
1. さじは丸い形のものを使う
どらやきを丸く焼くには、丸いさじを使うのがポイント。さじが丸いと、どら焼きも丸くなります
丸いさじは、ご自宅の丸いスプーンや大さじスプーンなどでOKですが、専用のどらさじを使うと、より丸く焼くことができます
おすすめのどらさじ。教室でも使用しています
2. ホットプレートやフライパンは枠のないものを
生地を返す際、どうしても邪魔になるのが、ホットプレートやフライパンのフレーム(枠)
手の角度が斜めになり、うまく返せないことも
そこでおすすめなのが、フレーム無しのホットプレート。とっても使いやすくて、生地をストレス無く返すことができます。
フライパンもクレープパンを使うと枠がないので、焼きやすいですよ
おすすめのホットプレートは、abienのmagic grillです。愛用しています
※プレートに若干の傾斜があるため、レシピによっては上手く焼けない場合もありますのでご注意ください
3. 美しいきつね色を目指すなら、銅板を使う
銅板で焼いたどら焼きは、見事な美しいきつね色に焼きあがります。
だからお店では専用の銅板でどらやきを焼いています。
ただ、銅板は値段も高く業務用で、お家で使うことは難しいのですが、代わりに銅の卵焼き器を使うのがおすすめ。きれいなきつね色のどら焼きが焼きあがりますよ!
卵焼き器も少し大きめサイズがありますので、一度に複数枚(2~4枚)焼くことも可能です。
私は21cmサイズを使っています