京都の銘菓の一つ「そばぼうろ」。梅の形をしています。材料はそば粉に小麦粉、卵、砂糖などを加え、オーブンで焼いたもの。油脂を入れないクッキーになります。
なぜ梅の形をしているのか?調べたもののよく分かりませんでした。中には1587年の豊臣秀吉の北野の大茶会(in 北野天満宮)にて出されたのが始まり、という説も見つけましたが、16世紀に卵を使って茶菓子を作っていたのだろうか?とやや疑問が残ります。
京都には梅の名所がたくさんありますので、美しい梅の姿をお菓子にしたい、と梅型になったのかもしれませんね。
ぜひ、手作りのそばぼうろ、お試しください。
そばぼうろの材料と道具
材料:約16枚分
<生地>
・全卵 :12g
・砂糖 :20g(きび砂糖がおすすめです)
・はちみつ:3g
・重曹 :1g
・そば粉:20g
・薄力粉:20g
<手粉>
・薄力粉:適量
道具
・ボウル
・ヘラ
・粉ふるい
・綿棒
・オーブン
・抜き型(梅形)
・絞りの口金
梅の抜き型は、幅33mmタイプを使っています
遠藤商事 SA 18-8業務用 抜型 梅 小 BNK4804
そばぼうろの作り方
動画で全工程をチェック
ぼうろ生地を作る
①ボウルに全卵と砂糖を入れ、ホイッパーですり混ぜ、ややもったりとしたら手を止めます
②ボウルにはちみつを加え、さらに微量の水で溶いた重曹も加え、ホイッパーで軽く混ぜ合わせます
③続いて、そば粉と薄力粉をふるい入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。粉気がほぼなくなればOKです(生地の感じが多少粗くても問題ありません)
生地を休ませる(30分)
ボウルにラップをかけ、30分休ませます
生地を軽くこねる
①シリコンマットやまな板の上に、手粉(薄力粉)をふります
②手粉の上に生地をのせ、粉を全体にまぶします。そして、生地がやや柔らかくなるようにこねていきます
型抜きする
①麺棒を用意し、生地を厚さ5mm程度に広げます(生地を広げる際は、幅よりも厚みがポイントです)
②梅の抜型で、生地を抜きます。抜いたものは、クッキングシートを置いたオーブンの天板に並べます。
③絞りの口金を使い、ぼうろの中心に穴をあけます(抜いた穴の部分の生地も、天板に並べておきます)
④残った生地は、もう一度集めて練り直し、型で抜きます
オーブンで焼く
①オーブンを180℃で予熱します
②オーブンに入れ、9~10分間焼きます
③オーブンから出し、2~3分そのまま置いておきます。その後、網の上にのせて、冷まして完成です
そばぼうろは、タッパーなどに入れ、乾燥した所に置いてください。5日間ほど美味しく食べられます。