6月30日の夏越の祓にいただく和菓子。色は白、形は三角形で、上に蜜漬けした小豆をのせています。
もともとの発祥は京都。京都と言えば水無月、水無月と言えば京都というほど、京都の方にとっては馴染み深い和菓子の一つ。最近は全国各地の和菓子屋さんでも見かけるようになりました。
水無月は、一般的には外郎生地で作ることが多いのですが、京都では葛製の水無月もよく見かけます。
今回ご紹介するレシピは、外郎生地です。薄力粉や上新粉、白玉粉、葛粉を混ぜた生地を蒸して作ります。小豆の蜜煮は甘納豆を使います。
目次
水無月の材料と道具
材料:4個分
<生地>
・白玉粉:15g
・葛粉 :15g
・上新粉:25g
・薄力粉:25g
・上白糖:30g
・水 :150g
<その他>
・甘納豆:40g
おすすめの甘納豆は、富澤商店のしっとり甘納豆(大納言)。大粒の大納言がほっくりと柔らかく炊かれ、甘さは控えめです。
周りに砂糖をまぶしていないので、いろいろな和菓子作りに使えます。
ちなみに自分で甘納豆を作るのは時間も手間もかかり大変なので、甘納豆だけは購入するのをお勧めします。
道具
・玉子豆腐器(12×7.5cm)
・ボウル
・粉ふるい
・ホイッパー
・ゴムベラ
・キッチンペーパー
三角形は氷室(氷や雪を貯蔵した室)から切り出した氷をイメージしたもの。上部の小豆には邪気を払う意味があります。
水無月の作り方
レシピ動画
生地を作る
1. ボウルに白玉粉と葛粉を入れ、水を加えて、溶き混ぜます
2. 別のボウルに薄力粉をふるい入れ、そこへ上新粉と上白糖を加えます
3. 1のボウルに2の粉類を少しずつ加え、ホイッパーでよく混ぜ合わせます
4. 生地を大さじ2程度、ボウルに取り置きしておきます
※のちほど、甘納豆と共に生地の上部に流し入れます
5. 玉子豆腐器に残りの生地を流し入れます
蒸す(中火/30分)
6. 蒸し器を沸騰させておきます
7. 蒸し器に入れ、中火で30分蒸します
甘納豆と残りの生地を加える
8. 30分後、火を止め、型を取り出します
9. キッチンペーパーを使い、表面のぬめりを取り除きます。
10. 甘納豆を全体に散らし、取り置いた生地を大さじですくい入れます
再び蒸す(中火/5分)
11. 再び蒸し器に入れ、中火で5分蒸します
12. 常温に冷ました後、三角形にカットして完成です