求肥はもっちり柔らかく、滑らかさが特徴
普通のもちに比べ、水と砂糖が多く入ります。
求肥の美味しさは、滑らかさと柔らかさにあります!
求肥があれば、お正月の花びら餅や、春のうぐいす餅、秋の亥の子餅、卵白の入った雪平、あるいは大福など、いろいろなもち菓子を作ることができますよ。練り切りの生地も求肥が入ります。
求肥の作り方は、電子レンジを使うものが多いのですが、本当に美味しいのは鍋練り。今回ご紹介するレシピは、鍋練りの中でも本格的な作り方。白玉粉でもちを作り、蒸してから鍋で練ります。
練り上げに力が要りますが、電子レンジでは出来ない蒸し鍋練りの美味しさを、ぜひ味わってみてください!
求肥の材料と道具
材料:
・白玉粉:50g
・水(白玉粉用):45g
・上白糖:50g
・湯(上白糖用):55g
・片栗粉:適量
道具:
・鍋(ぼうず鍋がおすすめ)
・蒸し器
・木べら
・ボウル
・大きめのバット
求肥の鍋練りにはぼうず鍋が必須!丸底のおかげで、もちをしっかりと練れます
求肥の作り方
1.白玉粉に水を加え、こねる
ボウルに白玉粉を入れ、水を加え、手でこねます。よく捏ね、耳たぶ程度の柔らかさにします
2.もちを蒸す(10分/強火)
蒸し器を沸騰させます
こねた白玉を4等分にします
沸騰した蒸し器に濡らした手ぬぐいやさらし布を置き、その上に白玉をのせます
蒸し器の蓋をして、強火で10分蒸します
3.シロップを作る/片栗粉をバットに置く
蒸している間に、シロップを作ります。ボウルに上白糖と湯を入れ、混ぜ、砂糖を溶かしておきます
②大き目のバットに片栗粉を置き、全体に広げておきます
4.求肥を練る
もちにシロップを3回に分けて加え、火にかけ、練ります。テキストを読みながら、動画も合わせてご覧いただいた方がいいかも。ぜひご参考に
鍋に蒸したもちを入れ、木べらを使い、よく混ぜ合わせます
もちにシロップ1/3量を加えます。シロップを吸わせるため、弱火にかけます。火にかけている間は、絶えずヘラでもちを動かし、焦げないようにします。
もちがシロップを吸ったら、火を止めます
木べらを使い、もちを力強くこねます。もちがぷっくりとした状態になるまで、こねてください
再び、シロップ(残りの半分量)を加えます
もちにシロップを吸わせるため、弱火にかけます。火にかけている間は、絶えずヘラでもちを動かし、焦げないようにします。
もちがシロップを吸ったら、火を止めます
木べらを使い、もちを力強くこねます。もちがぷっくりとした状態になるまで、こねてください
残りのシロップを加え、⑥~⑧をもう一度行います
5.求肥を片栗粉の上にのせ、カットする
バットの片栗粉の上に求肥をのせます。粗熱が取れたら、片栗粉をまぶし、適当なサイズにカットして完成です。
短冊状に切ると、あんみつ用の求肥に、丸く型抜きするとお正月用の花びら餅になります
・求肥は作ってから3日ほどで食べてください
・求肥は冷凍も可能です
・求肥練りは力を要しますし、火を止めるタイミングなども難しいので、何度も練習することをおすすめします。でもやりすぎると、腱鞘炎になりますのでほどほどに