吹雪まんじゅうは、生地が薄く、中のあんが見えているのが特徴。
別名、やぶれまんじゅうや田舎まんじゅう、薄皮まんじゅうとも呼ばれています(地域で呼び名が異なる)
あえて中のあんを見せるのが面白いですね。きっと最初に作った人は、まんじゅうを作っていたら「生地が足りなくなっちゃた・・・まっいいか」と、緊急避難的に生まれたものではないかと思います。違っていたらごめんなさい。
作り方は、紅白まんじゅうや黒糖まんじゅうと同じです。包む時は、あんが見えるように包んでくださいね。
吹雪まんじゅうの材料と道具
材料:4個分
<生地>
・上白糖:10g
・水:5g
・イスパタ:0.3g
・薄力粉:15g
・手粉(薄力粉):適量
<中あん>
・こしあん:80g(20g×4個分)
イスパタは膨張剤の一つ。蒸し菓子や焼き菓子に使われます。
重曹やベーキングパウダーとの違いは、発生するガスの種類。重曹・ベーキングパウダーは「炭酸ガス」、イスパタは「炭酸ガス」と「アンモニアガス」が発生します。そのため、イスパタの蒸し上がりはややアンモニア臭がします(冷めると分からなくなります)
イスパタは富澤商店で購入できます
道具
・ボウル
・ゴムベラ
・粉ふるい
・蒸し器
まんじゅうを蒸すなら、蒸し器は必須
簡易タイプではなく、本格的な蒸し器を。
和菓子作りにおすすめの蒸し器吹雪まんじゅうの作り方
1. 生地を作る
イスパタに水5gのうちのごく微量を加え、溶かしておきます
上白糖に残りの水を加え、ゴムベラで混ぜ合わせます
続いて、水溶きしたイスパタを加え、軽く混ぜ合わせます
最後に薄力粉をふるい入れ、さっくりと混ぜ合わせます。粉気がなくなるまで混ぜてください。
2. 生地を休ませる(15~30分)
ボウルにラップをかけ、15~30分ほど置き、生地を休ませます
3. あんを包む
あんを4等分し丸め、バットに置きます。手粉用の薄力粉(適量)ものせておきます
あ生地を手粉の上に置き、全体に粉をまぶし、分割して丸めておきます
手のひらで生地を丸く押し広げ、あんを包みます。
包み終わったら、とじ目を下にして置きます
4. 蒸す(5~6分/中~強火)
蒸し器を沸騰させておきます
蒸し器にクッキングペーパーなどを置き、まんじゅうをのせ、5~6分蒸します。
蒸しあがったら、完成です。
お早めにお召し上がりください。