冬はみかんの季節。店頭には鮮やかなみかんが並び、食べるとどれも甘くて、ジューシー。
「何とかこの美味しいみかんを使って、和菓子が作れないかしら?」と試行錯誤。みかんはそのものが甘いので、和菓子に使いづらいところもあります。みかんの和菓子と言えば、みかん大福?くらいでしょうか。
そして出来上がったレシピが、今回の丸ごとみかん寒天ゼリーです。みかんの果実・果汁だけでなく、皮も使っちゃいます!まるでみかんをそのまま食べているような美味しさ。みかんの季節に、ぜひ作ってみてください。
みかんの果汁は、寒天がやや冷えてから加える
寒天は酸性が加わると、固まりにくくなります。そのため、みかんの果汁を加えるタイミングが重要。寒天を冷やし、50℃程度になったらみかんの果汁を加えてください。そうすれば、ゼリーは固まります。
ただし、寒天の温度を下げ過ぎるとボウルの中で固まるので、冷やしすぎにもご用心。
みかん寒天ゼリーの材料と道具
材料(4個分)
・みかん:2個
・水:みかん果汁と同量
・粉寒天:みかん果汁の1%
・砂糖:みかん果汁の20%
道具
・ボウル
・ゴムベラ
・ホイッパー
・鍋
みかん寒天ゼリーの作り方
1. みかんの果肉を取り出す
みかんを横半分にカットし、果肉を皮から外します。みかんの皮を破かないように、優しく果肉を取り出してください(※みかんの果肉の薄皮は着けたままにします)
2. みかんの果肉をミキサーにかけ、果汁を用意する
果肉をミキサーに入れ、ジュース状になるまでミキサーを回します。果汁をザルで漉します
3. 果汁、寒天、砂糖を計量する
みかんの果汁の量を計量し(g単位で)、水・粉寒天・砂糖をそれぞれ計量します
・水→みかんの果汁と同量
・粉寒天→みかん果汁の1.0%
・砂糖→みかん果汁の20%
例えば、みかんの果汁が124gだった場合、水を124g、粉寒天を1.2g、砂糖を24g用意します
4. 寒天を煮溶かす
鍋に水と粉寒天を入れ、中火にかけ、ヘラで混ぜながら、沸騰させます。
沸騰し、30秒ほど経ったら、砂糖を加えます。そして砂糖が溶けたら、火を止め、ボウルに流し入れます
5. 寒天を冷やす
寒天液をヘラで混ぜながら、温度を50℃程度まで下げます。
6. みかん果汁を加える
湯気が落ち着き、50℃程度まで下がったら、みかん果汁を加えます。
手早くみかんの皮4個分に寒天を注ぎ入れます
冷蔵庫で冷やし固めて、完成です
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