桜餅には道明寺の関西風と焼き皮の関東風2種類ありますが、どちらが好き?と聞くと、教室ではたいていの方が関西風の桜餅を選びます。粒々とした食感が美味しいですね。
道明寺は「道明寺粉」を使って作りますが、粉は製菓材料店や専門店でなければ購入できません。また、海外に住んでいると絶対に入手できないもの。
「あー、あの粒々の桜餅が食べたーい」という方は、ぜひもち米で代替しましょう。
もち米と聞くと「作るのに手間がかかって難しそう・・・」と思っている方も多いのでは?今回ご紹介するレシピは、なんとお鍋1つあれば出来てしまう、しかも加熱時間わずか5分ほどのお手軽なもの。もち米を初めて使う方も大丈夫!ぜひお試しください。
ポイント① 鍋で炊く際の火加減は、ごく弱火
今回のレシピは、もち米60gの分量でご紹介。少量なので、もち米を炊く際に火加減を中火~強火にしてしまうと、一気に水が蒸発し焦げてしまいます。火加減はごく弱火がポイントです
ポイント② 加熱後は、蓋をして蒸らす
加熱後は、鍋に蓋をして10分ほど蒸らします。加熱したては、米がやや水っぽく”べちゃ”としていますが、蒸らすことで水っぽさが無くなります
もち米桜餅の材料と道具
材料(4個分)
◎生地
もち米:60g
砂糖:6g
水:110g
紅色素:微量
◎中あん
こしあん:80g(20g×4個)
◎その他
桜の葉の塩漬け:4枚
道具
・ボウル
・ヘラ
・鍋
もち米の桜餅の作り方
1.もち米を吸水させる(1~2時間)

ボウルにもち米を入れ、水を注ぎ、米を研ぎます。もち米は割れやすいので、優しく研いでください。
研ぎ終わったら、ボウルにもち米とかぶる量の水を入れ、1~2時間ほど置き、米に水を吸水させます
2.もち米を炊く
もち米をザルに入れ、5分程置き、水を切ります

桜餅をピンク色にする場合は、紅色素を小さな器に小指の先ほどの量を入れ、微量の水で溶きます

鍋にもち米、水110g、砂糖、紅色素(微量の水で溶いたもの)を入れます

中火にかけます。沸騰したら火を弱め、鍋に蓋をして、ごく弱火で5分ほど加熱します
※火を強めると、焦げやすいのでご注意ください。焦げが心配な場合は、途中で蓋を開け、水分が残っているかを確認します



5分後、蓋を開けます。もち米が水分を吸って、柔らかく炊きあがったことを確認し、火を止めます。
水分が残っていた場合は、加熱を続けてください。

蓋をして10分ほど米を蒸らします

3. 桜の葉の塩漬けを洗う
(米を蒸らしている間に)桜の葉の塩漬けを水に漬け、5分程置きます。葉を洗い、ペーパーで水気を軽くふき取り、バットに並べておきます

4. あんを包む
もち米をボウルに入れ、ヘラで軽くこねます

あんを4等分し、丸めます。手水のボウルを用意し、手水をつけながらもち米も4等分し、丸めておきます
もち米を手のひらで丸く広げ、あんをのせ、包みます。包み終わったら桜の葉の上にのせ、葉でくるみ、完成です

