端午の節句に柏餅。
上新粉と白玉粉を合わせて、もっちり柔らかな柏餅を作ります
柏餅は固くなるのが早いので、お家で手作りがおすすめ。ぜひお試しください
柏餅の材料と道具
材料:4個分
<生地>
・上新粉:50g
・白玉粉:5g
・水:46g
・白玉粉(後入れ):5g
・水(後入れ):8g
<中あん>
・あん:80g(20g×4個分)
<その他>
・柏の葉:4枚
道具
・蒸し器
・手ぬぐいまたは布巾など
・ボウル
・ゴムベラ
・木ベラ
あんを手作りする方は、こちらのレシピをご参考に!



柏餅の作り方
下準備
蒸し器を沸騰させておきます
柏の葉を洗い、水気をふき取り、バットに並べておきます。ざらざらした面をバットの下に向けて置いておきます
※柏餅を包むと、ざらざらした面が外側になります
合わせて、手水のボウルを用意しておきます

1. 生地を作る
ボウルに白玉粉5gと水46gを入れ、ゴムベラで混ぜます


上新粉50gに溶かした白玉粉を加え、こね混ぜます




表面が滑らかで一つにまとまるまで、しっかりと混ぜるのがコツです
2. 蒸す(中~強火/15分)
生地を4等分し、平らな小判型を作ります

上新粉は蒸し上がるまでやや時間がかかります。形を平らな小判型にすると、15分で蒸し上がりますよ!
蒸し器に入れます
※蒸し器には濡らした手ぬぐいを置き、その上に生地を置いてください

手ぬぐいを上にかぶせ、蒸し器に蓋をして、中火~強火で15分蒸します


もちを蒸している間に、あんを4等分し、丸めておきます。合わせて、手水も用意しておきます

3. 生地をこねる
もちをボウルに入れ、木べらでこねます

木べらでもちを押さえつけるようにこねるのがコツです

やや温度が冷めたら、手でこね、生地を滑らかにします

もちが一つにまとまったら、冷水のボウルに用意し、もちを入れて急冷させます

急冷させると、もちに弾力が出ます!

もちを冷やしている間に、ボウルに白玉粉5gと水8gを入れ、混ぜます


もちがやや冷めたら、水から取り出し、白玉粉のボウルに入れます
※生温かい程度の温度で取り出してください

手でこねます。表面が滑らかな状態になるまで、しっかりとこねてください


指先を使い、もちを中心に折るようにしてこねるのがコツです


もちが滑らかになったら、手のひらでこね、形を整えます


4. あんを包む
もちを4等分し、形を丸く整えます

丸く形を整えるには、生地を中心に向かって折るのがコツ
形が丸いと、次の工程で楕円形に伸ばしやすくなります


手のひらでもちを楕円形に広げます

親指の腹の部分を使って、しっかりと押し広げ、楕円形にします



あんを手前にのせ、生地を前に持ち上げ、口を閉じます




あんを包んだら、濡らした手ぬぐいの上に並べておきます

5. 蒸す(中火/5分)
蒸し器を沸騰させ、もちを入れ、蓋をして中火で蒸します


蒸し上がったら、もちを濡れた手ぬぐいやペーパーの上にのせ、常温で冷まします

6. 柏の葉で包む
柏の葉を洗っておきます。もちが冷めたら、柏の葉で包み、完成です


柏餅の作り方(動画)
柏餅はなぜ柏の葉を使うのか?
柏はブナ科の落葉樹。秋に紅葉した葉は、春の新芽が出るまで落ちません。
古い葉と新しい葉の間で代が途切れないので縁起がよく、子孫繁栄につながるため、柏の葉が使われるようになったそうです。柏餅は江戸の武家社会で広まりました。
なお、九州など柏の木がない地域では、代わりに山帰来(さんきらい)の葉が使われています。
柏の葉には、生と乾燥タイプの2種類があります。柏餅作りのシーズンには生タイプ(緑色と茶色の2種類)を購入できますが、それ以外の時期は乾燥タイプを入手できます。
乾燥の場合は、ゆで戻してから使ってください。
上が緑、下が茶色タイプです
柏餅の保存方法と賞味期限
柏餅は常温保管で、翌日までにお召し上がりください
少し餅が固くなってしまった場合は、電子レンジで数秒温めると、柔らかくなりますよ

上新粉で作るしっかり歯ごたえタイプのレシピ
しっかり歯ごたえ食感がお好みなら、上新粉だけで作る柏餅がおすすめです
