8月1日八朔。旧暦の8月下旬~9月上旬に当たります。
八朔には昔から五穀豊穣や無病息災を祈る風習があったそうです。今でも伊勢の赤福さんでは、五穀豊穣を願い粟もちがふるまわれています。
八朔にちなみ、お家でも五穀豊穣や無病息災を願って、きびもちを作ってみませんか。きびは炊飯器を使って炊くと、ふんわりもっちり柔らかく炊きあがります
きびもちの材料と道具
材料:ひと口サイズで9個分
・もちきび:80g
・水:96g(きびの1.2倍)
・きなこやはったい粉:適量
・上白糖(きなこ用):少々
・あん(3個分):60g
翌日まで日持ちさせたい場合
・砂糖:8g

きびには「もちきび」と「うるちきび」があり、和菓子にはもちきびを使います。ただ、うるちきびはあまり見かけないので、きびはほぼ「もちきび」です


きびは実の粒が黄色い=黄実が語源だそうです
道具
・ボウル
・目の細かいザル(裏漉し網など)
・炊飯器
・しゃもじ
・バット

ザルはきびを洗う際に使います。なるべく目の細かいザルを使うと、洗いやすいですよ
きびもちの作り方
1. きびを洗う
ボウルと目の細かいザルを用意し、きびを入れ、水でよく洗います。水の濁りが減るまで、水を8回ほど変えて洗ってください

きびはぬめりが残るので、水の濁りが取れるまでしっかりと洗います



ザルにあけ、水切りします

2. きびを炊飯器で炊く
炊飯器の釜にきび、水96g(砂糖を入れる場合は8g)を入れます

砂糖を入れると翌日まで柔らかく食べられます


特に炊飯前の吸水は不要です。家庭用の炊飯器は吸水時間込みの炊飯時間なので、釜をセットしたらスイッチを押します
炊飯器のスイッチを押し、炊きあがりを待ちます

きびを炊飯している間に、きなこと砂糖少々をボウルに入れて混ぜ、あんを3個分丸めておきます

きなこだけでなく、はったい粉もおすすめです


3. きびを軽く搗く
きびが炊きあがったら、ボウルに入れ、しゃもじで軽く搗き混ぜます(軽く粘りが出たらOKです)


きびの炊きあがりは、とうもろこしのような香りがします。同じイネ科の植物だから、匂いも似ているのでしょうか?とうもろこしも「とうきび」と呼ぶし…

手水を用意し、手を濡らしながら、きびを9等分し丸めます


きびを丸めたら、きなこのボウルに入れ、まぶします


3個分はあんで包みます



あんできびもちを包む場合は、底辺まであんで包む必要はありません。おかっぱ頭のような感じで包んでください
完成です。きびもちもお早めに(出来たら当日中)お召し上がりください!

