桜の季節になったら、桜餅を手作りしてみませんか。関東ではおなじみの焼き皮タイプのレシピです。
元祖は東京・向島の長命寺さん。約300年前から続く超老舗です。江戸の享保年間から、隅田川の桜見物のお土産として親しまれてきました。
私も子供の頃は桜餅と言えば、焼き皮タイプでした。昔は小麦粉で作るクレープ食感が主流でしたが、最近はもちもち食感が多く、ご紹介のレシピも白玉粉を入れたもちもちタイプです。
道明寺も美味しいですが、焼き皮タイプも美味しいですよ。ぜひお試しください
桜もちの材料と道具
材料:4個分
・白玉粉:7g
・寒梅粉:3g
(または白玉粉:10g)
・上白糖:15g
・薄力粉:40g
・水 :70g
・桜の葉の塩漬け:4枚
・あん :80g(20g×4個)
道具
・ボウル
・ホイッパー
・フライパン
・ヘラ
・丸いお玉またはさじ
桜もちの作り方
1. 桜の葉を洗う
桜の葉の塩漬けを洗います。流水でよく洗い、キッチンペーパーで軽く水気をふきとります

2. 生地を作る
ボウルに白玉粉を入れ、水を加え、ホイッパーで混ぜて溶かします。続いて寒梅粉を入れます(寒梅粉は白玉粉を溶かした後に加えてください)
さらに上白糖を加え、混ぜ合わせます。最後に薄力粉をふるい入れ、ホイッパーでよく混ぜ合わせます。ダマが無くなるまでしっかりと混ぜてください

3. 生地を焼く
フライパンまたはホットプレートを温めます。
温まったら油を塗り、もう一度温めてください。火加減を弱~中火にして、丸いお玉やさじを使い、生地を落とします。
生地を落としながら、伸ばし、お玉の背で楕円形に広げます。何度もお玉を動かすと、表面に層が出来るため、なるべく2~3回で楕円形に広げるのがコツです



表面が乾いてきたら、ヘラで返し、裏面も焼きます。なるべく焼き色が付かないようにご注意ください。裏面が焼けたら、取り出します

4. あんを包む
生地の粗熱が取れたら、あんを包んでいきます。
あんは4個分丸め、包みやすいように、形をやや楕円形にします。焼き皮であんをくるみ、桜の葉で包み、完成です。

作り方は動画でもご覧いただけます
以前、東京・向島の長命寺桜もち(山本や)さんを訪ねました。一年中、桜餅を販売しており、どの季節に伺っても店内は桜のいい香りがします。イートインも可能。 浅草からも歩いて30分程なので、散歩がてら向島のお店まで足を延ばしてみませんか。お店の場所などは、こちらをご参考に「東京あんこ・和菓子散歩:老舗を巡る、向島~浅草~湯島」

道明寺の桜餅レシピはこちら
