今回ご紹介の月餅レシピは、昔から日本にあるしっとり生地の月餅です。
砂糖を焦がしたカラメルを入れるのがポイント。香ばしく美味しい月餅が出来上がります
ちなみに、日本の月餅の元祖は新宿中村屋さん。昭和2年から販売されています
ぜひお試しください
月餅の材料と道具
材料:6個分
<カラメルシロップ>
・グラニュー糖:35g
・水:10cc程度
・湯:60g
・レモン汁:5g
<生地>
・カラメルシロップ:48~50g
・全卵 :15g
・米油またはサラダ油:15g
・重曹 :0.4g
・塩 :少々
・薄力粉:90g
・つや出し用全卵:適量
<中餡>
◎こしあん:50g(2個分)
◎ココナッツ餡:50g(2個分)
– 白あん:50g(あらかじめ少し水分を飛ばしておきます)
– ココナッツロング:2-3g
◎木の実餡:約50g(2個分)
– ナッツ・ドライフルーツ:30g
-寒梅粉又はもち粉:5g
-はちみつ:5g
-塩:少々
-砂糖:5g
-水:3g
道具
・ボウル
・ゴムベラ
・鍋
・ふるい
・ハケ
・月餅の型
・セルクル(5cm幅)
・オーブン
月餅の作り方
1. カラメルシロップを作る
鍋にグラニュー糖と水10ccを入れ、中火にかけます
ヘラで触らないように(触ると砂糖が結晶化します)して、砂糖が香ばしいカラメル色になったら、火を止めます
湯とレモン汁を少しずつ加えます
再び弱火にかけ、砂糖を溶かし、火を止めます。粗熱が取れるまでそのまま置きます
湯を加える際は跳ねるので、火傷に注意です
2. 月餅の生地を作る
ボウルにカラメルを48~50gで計量し、全卵と塩を加え、混ぜます
米油を少しずつ加え、よく混ぜ合わせます
重曹を微量の水で溶き、加えます
最後に薄力粉をふるい入れます
ヘラでさっくりと混ぜます
3. 月餅の生地を休ませる(30分)
ボウルにラップをかけ、30分ほど置いておきます
4. 餡を用意する
木の実餡を作ります
お好みでナッツとドライフルーツを用意します
(くるみやアーモンド、かぼちゃの種、レーズン、ドライマンゴーなど何でもOK)
細かく刻みます(細かい方が食べやすくなります)。
ナッツ類、寒梅粉、はちみつ、塩、砂糖、水をボウルに入れ、しっとりするまで混ぜます
ココナッツ餡を作ります
白あんにココナッツロングまたはココナッツファインを加え、ヘラで混ぜ合わせます
3種類の餡を用意できたら、2個ずつ丸め、バットに用意します
5. 餡を包む
バットに手粉を置き、生地をのせ、全体に手粉をまぶします
6分割し、丸めます
生地を手のひらで広げ、餡を包みます
包み終わったら、生地に手粉をもう一度まぶしておきます
6. 型で抜く
月餅の型とセルクルを使い、月餅の模様をつけます。
月餅作りでは、専用の木型が使われます。しかし木型はなかなか売っておらず、また値段も高いので、今回はamazonなどでも購入できる”スタンプ式”の月餅の型を使いました。
ただ、スタンプ型はやや使い勝手が悪く、サイズも小さいので、焼き割れしやすいのです。そのため、セルクル(5cm幅)と組み合わせて使います
セルクルに月餅を入れ、上部を指で平らにし、形を円筒形に整えます。上から型の模様を押し付け、型を外し、セルクルも外します
7. オーブンで焼く(190~200℃ 予熱あり/15~17分)
オーブン用天板にクッキングシートを敷き、月餅をのせます
オーブンに入れる前に、余分な手粉をハケで払い落とし、霧吹きをかけます。
月餅をオーブンに入れ、5分焼きます
5分後にオーブンから出し、上面にハケで全卵を塗ります
再びオーブンに入れ、5分焼きます
5分後にオーブンから出し、全卵をもう一度上面に塗ります
再びオーブンに入れ、残り5~7分焼きます
焼き上がりの見た目はややゴツゴツしてますが、1日経つと表面滑らかで落ち着きます。
当日よりは翌日の方が断然おいしくなります。ゆっくり時間をかけてお召し上がりください。