沖縄の焼き菓子、ちんすこうのレシピです。
ちんすこう大好き!サクサク・ホロホロ食感が美味しいですよね。スペイン菓子のポルポロンにも似た感じ。
ちんすこうのサクサク食感はラードのおかげ。だから別の油脂に置き換えず、ラードを使ってください。
ちなみに、ちんすこうの別名は「金楚糕(きんそこう)」。楚や糕という漢字から、中華の影響を受けたお菓子であることが分かります。糕はケーキのこと。マーラーカオも漢字は馬拉糕です。ポルポロンにも食感が似ているから、南蛮や大陸貿易の影響も受けていたのかもしれませんね。
ちんすこうの作り方は簡単。ぜひ作ってみてください
ちんすこうの材料と道具
材料:5個分
<生地>
・ラード:20g
・粉糖:30g
(粉糖が無ければ、お好きな砂糖でOKです)
・薄力粉:40g

粉糖を使うと、仕上がりが軽くさっくりとします
道具
・ボウル
・ゴムベラ
・スケッパー
・粉ふるい
・オーブン
・クッキングシート
ちんすこうの作り方
1. 生地を作る
ボウルにラードを入れ、ヘラで滑らかになるよう混ぜます

粉糖を加え、すり混ぜます。砂糖とラードがしっかりとなじむまで混ぜてください


ボウルにラップをかけ、冷蔵庫に入れ30分ほど置き、ラードを固めます

冷蔵庫に30分も入れておけば、ラードが固くなります

30分後、冷蔵庫から出し、薄力粉をふるい入れます

スケッパーを使い、サクサクと切るように混ぜ、生地をそぼろ状にします

ラードが溶けないように、最初はスケッパーで切り混ぜてください

そぼろ状になったら、手でもみ混ぜます

スケッパーで混ぜるだけでは生地がもろいので、手でもみ混ぜます


2. 形を作る
生地を5等分し、手で細長い楕円形を作ります

指に力を入れて、生地をぎゅっと固めます。そして形を整えます
(生地がもろく壊れやすいので、強く握り固めてください)


オーブンの天板にクッキングシートを敷き、ちんすこうを並べます

3. オーブンで焼く(150℃/22~25分)
オーブンを予熱します
オーブンに入れ、150℃で22~25分焼きます

焼きあがりました。表面にややひび割れが入っていい感じ。冷めたら、保存容器に入れて保管してください

ちんすこうの賞味期限と保存方法
賞味期限は3~4日。タッパーに入れ、常温で保管します
おすすめの琉球菓子の本
琉球菓子はいつもこちらの本を参考にしています。
お菓子の歴史についてとても詳しく載っており、勉強になります。ありがとうございます