ひと口サイズの小麦饅頭を紅白で作ります。小麦饅頭は和菓子作りの基本。ぜひマスターしておきましょう。
膨張剤はベーキングパウダーや重曹ではなく、イスパタを使います。
蒸し立てはふわふわ。こしあんとの相性も抜群です。
紅白まんじゅうの材料と道具
材料:白色まんじゅう2個、紅色まんじゅう2個
<白色まんじゅう>
◎生地
・上白糖:10g
・水:5g
・イスパタ:0.3g
・薄力粉:15g
・手粉(薄力粉):適量
◎中あん
・こしあん:40g(20g×2個)
<紅色まんじゅう>
◎生地
・上白糖:10g
・水:5g
・イスパタ:0.3g
・薄力粉:15g
・紅色素:微量
・手粉(薄力粉):適量
◎中あん
・こしあん:40g(20g×2個)
イスパタは膨張剤の一つ。白いまんじゅうを作る際に使われ、また焼き菓子作りで重曹と組み合わせて使うこともあります。和菓子作りには持っておきたい材料の一つ。
ちなみに重曹やベーキングパウダーとの違いは、発生するガス。重曹・ベーキングパウダーは「炭酸ガス」、イスパタは炭酸ガスと「アンモニアガス」が発生します。イスパタを使うと蒸し上がりはややアンモニア臭がしますが、冷めると分かりません
イスパタは富澤商店で購入できます
道具
・ボウル
・ゴムベラ
・粉ふるい
・蒸し器
まんじゅうを蒸すなら、蒸し器は必須
簡易タイプではなく、本格的な蒸し器を。
和菓子作りにおすすめの蒸し器紅白まんじゅうの作り方
生地を作る
1. イスパタを溶かす
イスパタに水5gのうちのごく微量を加え、溶かしておきます
2. (紅まんじゅうのみ)紅色の水を作る
紅色素を残りの水に加え紅色の水を作ります
紅色まんじゅう作りで悩むのが、色素の量。わずかな量の差で、生地の色は大きく変わります。しかし、蒸し上がってみないことには、色がよく分かりません。
そこで今回、やや薄めとやや濃いめの2色を作ってみました。ほんのわずかな量で、こんなにも仕上がりの色が変わります。(写真はまんじゅう2個分の量です)
なお、色の出方は色素の種類で異なります。今回は定番の紅色素を使用しましたが、他メーカーさんの色素は色の出方が異なりますので、一度作ってから色の加減を調節してください。
今回使用した色素はコチラ
3. 砂糖と水を混ぜる
上白糖に残りの水(紅色の場合は、紅い水)を加え、ゴムベラで混ぜ合わせます
4. イスパタを加える
水溶きしたイスパタを加え、軽く混ぜ合わせます
5. 薄力粉をふるい、加える
薄力粉をふるい、ボウルに入れ、さっくりと混ぜ合わせます。
粉気がなくなるまで混ぜてください。
6. 生地を休ませる(15~30分)
ボウルにラップをかけ、常温で15~30分ほど置き、生地を休ませます
あんを包む
7. あんを丸める
あんを丸め、バットに置きます。手粉用の薄力粉(適量)ものせておきます
8. あんを包む
生地を手粉の上に置き、全体に粉をまぶし、分割して丸めておきます
手のひらで生地を丸く押し広げ、あんを包みます
生地のとじ目を下にして、バットに置きます
4. 蒸す(10分/中~強火)
蒸し器を沸騰させておきます
蒸し器にクッキングペーパーなどを置き、まんじゅうをのせます
蓋をして、中~強火で10分蒸します
蒸し上がったら、完成です。
蒸し上がりは柔らかいですが、時間と共に固くなります。
固くなった場合は、電子レンジや蒸し器で温めると、柔らかくなりますよ。
賞味期限は作った翌日まで。お早めにお召し上がりください。