春になると和菓子屋さんの店頭に並ぶのが、本わらび粉を使った「本わらび餅」
わらび餅は本来、山菜の芽吹く季節のお菓子です
以前、京都の塩芳軒さんで本わらび餅を購入しました。ひと口食べると、そのとろける食感に思わずため息(ハー)美味しかったです。
何よりもわらび餅は出来立てが美味しく、ぜひご自宅で作っていただきたい和菓子です。今回はあんを入れた本わらびまんじゅうのレシピをご紹介します
本わらびまんじゅうの材料と道具
材料:4個分
<生地>
・本わらび粉:18g
・水:90g(粉の5倍量)
・上白糖:27~30g(粉の1.5倍量)
<中餡>
・こしあん:80g(20g×4個分)
<手粉>
・きなこ:適量

本わらび粉はわらびの根のでんぷんを精製して作られた粉。色がグレーで、食感は柔らかです
対して、わらび粉はさつまいもやレンコンのでんぷんを精製して作られた粉。色は白っぽく、食感は固めになります
どちらもそれぞれ美味しいので、作り比べてみてください
本わらび餅の作り方
下準備
バットにきなこを置きます
1. 生地を作る
ボウルに本わらび粉を入れ、水を加え、ゴムベラでよく混ぜ合わせます

本わらび粉はやや溶けにくいので、ヘラでしっかりと混ぜ、粉を溶かしてください


本わらび粉液を鍋に漉し入れます

砂糖を加え、混ぜます

2. もちを練る
中火で加熱し、木べらで練ります
もちが黒く透明でツヤが出るまで、しっかりと練ってください

ツヤが出るまでがポイント。火を止めていいのかどうか、その見極めが難しいのですが、動画を参考にしていただけると幸いです!



3.きなこをまぶす
バットに敷いたきなこの上に、練ったわらびもちをのせ、二つ折りにします。粗熱が取れるまで、置きます


4. あんを包む
粗熱を取っている間に、あんを4個分丸めておきます

わらびもちにハケできなこをまぶし、手で4等分します


あんを包みます
もちを丸く広げます。あんをのせ、ひっくり返し、生地を下に伸ばします


再びひっくり返し、もちの両側をつまんで閉じます

ハケで余分なきなこを払い落とします。最後にもちの形を整え、きなこをふりかけて完成です

レシピ動画
・本わらびまんじゅうは翌日までお召し上がりください
・保管は冷蔵庫に入れず、常温に置いてください
・作り方のポイントは、もち練りです。わらび餅が黒っぽくなり、輝くツヤが出るまで練ってくださいね