青えんどう豆(うぐいす豆)をゆで、砂糖で味付けする甘煮を作ります。
青えんどう豆は、皮は固いのに、豆は柔らかい、という相反する特徴を持つ豆。
皮を柔らかくするために時間をかけてゆでると、豆が煮崩れる。豆を煮崩れさせないように、時間を短くすると、皮が柔らかくならない。皮も豆もバランスよく柔らかく煮るのがとても難しいのです。
どうすれば、両方をいい具合に柔らかくできるのか?
そのコツは重曹を多めに入れることにありました。豆の皮も柔らかく炊きあがりますよ。重曹もゆでる水の量もきっちり計量が必要です。ぜひお試しください。
うぐいす豆の甘煮の材料と道具
材料:
・うぐいす豆(青えんどう豆):50g
・水:400g(ゆでる用)
・重曹:4g(水の1%)
・砂糖:40g
・塩:少々
重曹を入れるのは、豆の皮を柔らかくするためです
若い莢は絹さや(さやえんどう)、成熟した豆がグリーンピースやうすい豆。その豆を乾燥させたものがうぐいす豆になります。海外産は、マローファットです。
道具
・鍋
・ヘラ
うぐいす豆の甘煮の作り方
1. 豆を吸水させる(半日以上)
ボウルにうぐいす豆と豆が十分にかぶる量の水を入れ、半日以上置きます
2. 豆を洗い、鍋に水と重曹と共に入れる
豆をよく洗い、鍋に入れ、水400gを入れます。さらに重曹も加え、軽く混ぜておきます
3. ゆでる(30分)
中火にかけ、沸騰させます。
沸騰したら、弱火にします。豆が割れないよう、弱火でゆでるのがポイントです。
※IHの場合は、ガスに比べ火力が弱いので、やや中火の方がいいかもしれません。
30分後、豆を食べてみます。柔らかくなっていれば火を止めてください(ゆで時間は、豆の量によって異なります)
4. ゆでこぼし、砂糖を加え、煮詰める
ざるに豆をゆでこぼします。
※ゆで汁には重曹のニオイと苦みが残っていますので、必ずゆでこぼします。
鍋を洗い、豆を戻し入れ、砂糖も加えて火にかけます。火加減は弱火~中火です。
砂糖が溶け水分がほぼなくなったら、塩少々をふりかけ、混ぜて火を止めます。
バット等に広げて置き、冷まして完成です。
豆のゆで方は動画もご参考に
・青えんどう豆の甘煮は、冷蔵保存で2~3日以内にお召し上がりください
・豆をゆでる際は、ゆで水も重曹もきっちりと計ってください
・豆をゆでる鍋は、なるべくアルミ製(雪平鍋やぼうず鍋)は避けてください。テフロン加工などがおすすめです
花豆や虎豆の甘煮のレシピはこちらをご参考に
花豆の甘煮の作り方(圧力鍋を使用) 虎豆の甘煮の作り方