関西ではお馴染の「ゆり根」。お正月のおせち料理などで見かけます。
ゆり根は文字通り、百合の根っこ。球根を構成する鱗片(りぺん)をゆで、裏漉したものが餡になります。
ゆでるとほっくり、裏漉すとややねっとり。球根の姿からはやや想像できませんが…じつはほんのり甘くて美味しい食材です。
今回はゆり根を使った餡のレシピと、餡を使ったお汁粉の作り方をご紹介します。
ゆり根餡とゆり根汁粉の材料と道具
材料:3人分
<ゆり根餡:出来上がり約200g>
・ゆり根:大1個
・白あん:約100g
<ゆり根汁粉>
・ゆり根あん:約200g
・湯:約150cc
・ゆり根:2~3片
・ゆずの皮:少々
・白玉団子
ゆり根とは?
ユリ科ユリ属の球根。お正月の食材として12~1月に店頭に並びます。オガクズに包まれた状態で売られています。食べ方はゆでて茶碗蒸しに、裏漉してきんとんなど。
道具
・ボウル
・ヘラ
・裏ごし器
・鍋
ゆり根餡の作り方
1. ゆり根の鱗片を1枚ずつはがす
ゆり根からオガクズを取り除き、鱗片を1枚ずつはがし、洗います
※鱗片についたキズや汚れは、包丁でそぎ落としておきます
2. ゆり根をゆでる
鍋に湯を沸かし、ゆり根をゆでます。ゆで時間は5~7分ほど。ゆり根が柔らかくなったら、ざるにあけます
3. ゆり根を裏ごす
裏ごし器にのせ、ゆり根を裏漉します
まるでマッシュポテトのように、真っ白でホクホクとしています
4. ゆり根餡を作る
ゆり根を裏ごしたものと同量の白あん(100g程度)をボウルに入れ、混ぜ合わせます
5. ゆり根汁粉を作る
鍋にゆり根餡200g程度と湯150cc程度を入れ、混ぜ合わせます
6. ゆり根汁粉を盛り付ける
ゆり根を2~3片、3分ほどゆでておきます。
お椀に汁粉を注ぎ、ゆでたゆり根、白玉団子、ゆずの皮をのせて完成です。