鹿児島の銘菓、軽羹。真っ白なフォルムに、食感はふんわりでちょっとむっちり。独特の美味しさがあります。
名前の由来は形が羊羹に似ているけれど、食感が軽いからだとか。軽羹は四角い型に入れて蒸すので、昔は羊羹に似てるなーと思われたのでしょうね。
和菓子教室でも、人気の一品。作り方はシンプル。山芋(大和芋)をすりおろし、材料を混ぜて、型に入れて蒸し上げます。
ぜひ作ってみてくださいね。
材料:3個分
<生地>
・大和芋(すりおろし):30g
※皮つきで45~50g(すりおろしの1.5倍量)をご用意ください
・上白糖:45g
・水 :45g
・軽羹粉:45g
<中餡>
・こしあん:75g(25g×3個分)
<その他>
・サラダ油
うるち米から作られる、軽羹専用の粉です。軽羹粉を使うと、ふわふわ食感に仕上がります。羹粉が無い場合は上新粉で代用できますが、仕上がりはむっちり食感になります。軽羹粉は富澤商店で購入できます
道具
・ボウル
・ヘラ
・ホイッパー
・おろし金
・蒸し器
・ボンブ型(7cm)または軽羹型
軽羹まんじゅうの作り方
生地を作る
①大和芋をすり下ろします。芋の皮をスプーンなどでこそげ取り、おろし金ですりおろします
おろし方は動画もご参考に
おすすめのおろし金はコチラ
あると便利な「おろし金」:軽羹や薯蕷饅頭に山芋をすりおろします
②すりおろした芋をボウル30g分入れ、ゴムベラで混ぜ、空気を含ませます
③砂糖を2~3回に分けて加え、ゴムベラでよく混ぜます
④水を加え、ホイッパーで混ぜ合わせます
⑤軽羹粉を3回に分けて加え、ホイッパーで混ぜ合わせます
成形する
①あんを3個分丸め、やや平たくしておきます
②ボンブ型に油を薄く塗ります
③ボンブ型に生地50gを流し入れます
④あんを生地の上にのせ、箸を使い、生地の中に入れます
あんをあまり下に押し込まないようにしてください。蒸している間にあんが沈み、まんじゅうの頭頂部からあんが出てしまいます。
蒸す(30分)
①蒸し器を沸騰させます
②型ごと蒸し器に入れ、中火で30分蒸します
③蒸しあがったら、軽羹まんじゅうを型から外します。スプーンなどを型とまんじゅうの間に入れ、外せばOK。
完成です