熊本の郷土菓子「いきなり団子」。名前の由来は、いきなりの来客でもすぐに作れて出せるから、だとか。
和菓子屋さんの和菓子というよりは、各家庭で受け継がれてきたおやつ。レシピも家庭によって様々だそうです。
いきなり作っても美味しい「いきなり団子」。ぜひお試しください
いきなり団子の材料と道具
材料:5個分
〇生地
・白玉粉:30g
・薄力粉:60g
・水:70g
・さつまいも:1/2本
〇中あん
・つぶあん又はこしあん:75g(15g×5個)
道具
・蒸し器
・ボウル
・ゴムベラ
いきなり団子の作り方
生地を作る
ボウルに白玉粉を入れ、水を加え、ゴムベラで混ぜ合わせます
薄力粉をふるい入れます。ヘラでさっくりと混ぜながら、生地が滑らかになるまで混ぜてください
生地を休ませる(30分)
ボウルにラップをかけ、30分休ませてください
さつまいもとあんを用意する
さつまいもを1cmの輪切りにし、皮をむき、上下の面取りをします
※面取りすると、だんごの生地が破れにくくなります
あんを5個分、丸めます
あんを包む
手水で軽く手を濡らし、やや湿り気が残る程度にタオルで水気をふきとります
手で生地を5等分します。生地を手の上で広げ、さつまいもをのせ、上にあんをのせ、生地で包みます
※生地がやや柔らかいため、包みにくい方は、白玉粉に加える水の量を少々減らしてください(70g→66~68g)
蒸す(20分)
蒸し器を沸騰させておきます
蒸し器にだんごを置きます
※さつまいもが下(あんが上)になるように、置いてください
20分間、中火で蒸します
蒸しあがったら、完成です。なるべく温かいうちにお召し上がりください。
だんごが冷めて、生地が固くなったら、電子レンジや蒸し器で温めると、柔らかくなります
粉食文化の大分・熊本のおやつについて
大分や熊本は昔から粉食文化地域。小麦粉を郷土料理や郷土菓子によく使います。
その代表がだんご汁。野菜などの具に、薄力粉を練ったもの(大分は麺状に、熊本は団子状にします)を入れた汁物です。
おやつも、大分にはやせうま(麺状にしたものにきなこをかける)や、今回ご紹介の熊本のいきなりだんごなどがあります。
我が家も祖父母が大分出身、昔は母が時折だんご汁を作ってくれました。懐かしの味です。