パンデローの作り方|ポルトガルの半熟カステラレシピ

日本のカステラの原型、ポルトガルのパンデローを作ります。

卵黄をたっぷり使うレシピ。美味しく作るポイントは、オーブンで焼き過ぎず、やや半熟で焼き上げることです。

焼き立てはふんわり、時間と共に少しずつしぼんでいきますが、焼き立ても時間を置いてからも美味しく食べられます。

ぜひお試しください。

パンデローの材料と道具

材料:12cmのケーキ丸型1つ分

・全卵 :1個
・卵黄 :3個分
・砂糖 :50g
・薄力粉:25 g

道具

・ボウル
・ミキサー
・ゴムベラ
・ケーキ用の丸形(12cmサイズ)
・クッキングシート
・オーブン

ポルトガルのお菓子について

ポルトガル菓子には卵黄が多く使われています。その昔、修道院で卵白を洗濯のりに使い、残った卵黄を有効活用するため、卵黄のお菓子作りが始まったとのこと。

今でもポルトガル菓子の多くは卵黄が使われています。また、卵白のメレンゲを使ったお菓子も多くあります。

ポルトガルのお菓子については、こちらもご参考に!

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パンデローの作り方

下準備:型に型紙を敷く

あらかじめ、ケーキ型に敷くクッキングシートを用意しておきます。

ケーキ型の両横・底辺の長さに合うよう、クッキングシートをカットします。

クッキングシートを、真ん中で折り畳みます。また真ん中、また真ん中と、続けて折りたたみます。3~4回行います

紙を折りたたんだまま、ケーキ型の中心部に当て、半径のサイズを取ります

型からはみ出す部分をハサミでカットします

折り目を利用し、折りながら型の中に紙を敷きます。

1. 卵を溶きほぐす

ボウルに全卵1個、卵黄3個を入れ、ホイッパーまたはミキサーで溶きほぐします。

2. 砂糖を加え、湯煎にかけ、泡立てる

砂糖を加えます。泡立ては湯煎にかけながら、ミキサーで泡立てます。湯煎にかけて泡立てる方が、泡立ちやすくなります。なお、湯煎の温度はあまり気にしていないのですが、40~50℃の湯で行っています。

どこまで泡立てるか?じつは泡立て具合で生地の質感が変わります。たくさん泡立てればふわふわに、あまり泡立てなければしっとりします。

特に泡立て具合の決まりはありませんが、オススメは生地を垂らすと一瞬籠って消えていく程度。いわゆるスポンジケーキの「リボンが垂れる」状態まで泡立てるとややふわふわしているため、もう少し手前で泡立てを止めます。

3. 薄力粉を加える

薄力粉をふるい入れます。ゴムベラまたはホイッパーで混ぜます。ゴムベラの方が全体をきれいに混ぜることが出来ますが、やや粉のダマが残りやすいです。ダマを残さないためには、ホイッパーで混ぜてください。

4. 型に流し入れる

ケーキ型に流し入れます。オーブンに入れる前に底をたたき、空気を抜いてください

5. オーブンで焼く(190℃)

オーブンを200℃で予熱し、190℃で13~15分焼きます。やや半熟にするなら焼き時間は13分がオススメです。

焼きたてはドームように膨らんでいますが、すぐにしぼみます。

焼きたての卵がトロリと流れ出てくる状態も美味しいですし、時間がたってしっとりとした状態でも美味しいです。ぜひ時間差の状態変化や美味しさの変化を味わってみてくださいね。

 

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