子供の頃、カステラと言えば文明堂。「カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂」大人になってから知りましたが、あのCMは地域限定でご存知ない方も多いとか。
大人になって、福砂屋や松翁軒、銀装、最近では黒船など、食べ比べるように。そして自分でもあれこれ作り始めましたが、分かったことは家でお店のようなカステラをつくるのは難しい、ということ。あのしっとりとした黄金色のカステラにするには、材料も、製法も、木型も、オーブンもたりません。
ということで、お家で作る美味しいカステラのレシピをご紹介してます。お店のカステラ作りでも欠かせない工程「比重を計ること」と「泡切り」はぜひやりましょう。
調理時間:50分
目次
カステラの材料
10×10×5cm型1つ分
- 生地
- 全卵: 1個分
- 卵黄: 1個分
- 上白糖:50g
- 水あめ:10g
- 湯 :2~3g
- 薄力粉:30g
カステラの型は、新聞紙で作ろう!
カステラはじっくりと火を入れ焼き上げるため、木型や紙で作った型を使います。新聞紙を使うととても簡単にできますので、自作しましょう!作り方は、動画も合わせてご覧ください。
- 新聞紙を30×30cmにカットする
- 紫線部分にハサミで切れ目を入れる
- 組み立てる
- アルミホイールとクッキングシートを敷く
カステラの作り方
生地を作る
1. 水飴に湯を加え、混ぜて溶かします
2. 卵を泡立てます
全卵と卵黄をボウルに入れ、ミキサーで軽くほぐします。1の水あめを加え、さらに砂糖も加え、ミキサーで泡立てます。
泡立ては生地が一瞬こもり、消える程度で止めてください。
3. 比重を計ります
100cc容器(写真はアルミのプリンカップ)を計りにのせ、0gにします。生地を入れ、重さを計ります。40~50gの間になればOKです。
4. 粉を加えます
薄力粉をふるい入れ、ミキサー(低速)で混ぜます(約1分間)
カステラを焼く
5. 型に流し入れます
新聞紙で作った型に、生地を流し入れます
6. オーブンで焼きます(予熱180℃、焼き170℃)
オーブンに入れます。
7. 泡切りを行います(3回)
・泡切り1回目:2分後にオーブンから出し、上面に霧吹きをかけ、竹串やヘラで泡切り(生地を底から返し、上下を入れ替えます)を行います。オーブンへ入れます
・泡切り2回目:1分後にオーブンから出し、上面に霧吹きをかけ、竹串やヘラで泡切りを行います。オーブンへ入れます
・泡切り3回目:1分後にオーブンから出し、上面に霧吹きをかけ、竹串やヘラで泡切りを行います。オーブンへ入れます
8. 再度オーブンに入れ、22~25分焼きます
カステラを油紙にのせ、粗熱を取る
9. 油紙に上面を当てます
クッキングシートにサラダ油を塗し、焼き上がったカステラをひっくり返してのせます。粗熱が取れるまでそのまま置きます
カステラは焼きたてよりも、翌日が美味しいもの。ぜひ、半日~1日待ってお召し上がりください!