淡雪羹(あわゆきかん)は、錦玉羹にメレンゲを加えた和菓子。食感はふわふわとしてマシュマロのような、でもマシュマロほどの弾力は無く、食べるとシュワっと溶けてしまう不思議な和菓子です。
さらに、淡雪羹に卵の黄身の衣をつけ、フライパンで焼いたものが黄身衣。富山の三大銘菓「おわら玉天」や、奈良の黄身衣として知られています。見た目は卵焼きですが、中が淡雪羹なのでこれまた不思議な食感…
この不思議な和菓子を味わうなら、ぜひ手作りを。レシピは動画もご参考に。
淡雪羹と黄身衣の材料と道具
材料:玉子豆腐器(12×7.5cm)1缶分
・粉寒天:1g
・水 :50g
・砂糖 :50g
・水あめ:5g程度
・卵白 :1個分
<衣>
・上新粉:少々
・卵黄:1個分
・みりん:少々
道具
・玉子豆腐器(12×7.5cm)
・ボウル
・ゴムベラ
・ミキサー
・ホイッパー
・鍋
・フライパン
淡雪羹と黄身衣の作り方
1. メレンゲを作る
ボウルに卵白1個分を入れ、ミキサーで泡立てます。角が立つまで泡立ててください
※卵黄は黄身衣に使います
2. 錦玉羹を作る
鍋に粉寒天と水50gを入れ、中火にかけます。ヘラやホイッパーで混ぜ、寒天を溶かし、沸騰させます
寒天が溶けたら、砂糖を加えます。砂糖が溶け、再度沸騰したら火を止め、水あめを加え混ぜます
3. メレンゲに錦玉羹を加え、混ぜる
メレンゲに錦玉羹の液を少しずつ加え、ホイッパーで混ぜます。メレンゲがツヤのある滑らかな状態になるまで、しっかりと混ぜてください
玉子豆腐器に入れ、上面をヘラで押しながら平らにします(中の空気を抜くように、器の隅まで入れてください)
4. 型に入れ、冷ます
冷蔵庫に入れ、冷やし固めます(1~2時間)
固まったら、好みのサイズにカットして、淡雪羹の完成です。
5. 黄身衣を作る
衣を作ります。卵黄にみりんを少々加え、混ぜ合わせます
カットした淡雪羹に上新粉をまぶします。余分な粉は払い落してください。
淡雪羹に黄身の衣をつけます。1面に衣を付け、フライパンで焼き、焼き目がついたら、隣の面を衣に浸し、再び焼きます。6面を順番に焼いたら、完成です