名古屋土産として有名なういろうですが、じつは日本全国に様々なういろうがあるのです。山口のういろう、徳島の阿波ういろう、伊勢、小田原など。それぞれに食感が異なり、材料もちょっとずつ異なります。
基本の材料は、米粉(上新粉や白玉粉)、水、砂糖。その他、小麦粉やわらび餅粉、浮き粉を使うところも。
材料を混ぜて蒸すだけなので、とても簡単。ぜひ手作りをおすすめしたい和菓子の一つです。ほぼ失敗することはありません。今回は桜の季節に合わせた「桜ういろう」のレシピをご紹介します。
調理時間:各45分
桜ういろうの材料
- 上新粉:30g
- 白玉粉:9g
- 片栗粉:6g
- 上白糖:22g
- 水:58~60cc
- 紅色素:微量
- 桜の葉の塩漬け:1/2枚
- 白あん:80g(20g×4個)※あんを包む場合
※今回のういろう生地の配合は、粉1:砂糖0.5~1:水1.3で作っています
桜ういろうのレシピ/作り方
<下準備>
- 桜の葉の塩漬けを塩抜きし、みじん切りにする
- 紅色素を微量の水で溶く
- あんを包む場合は、20gずつに丸めておく
1. 白玉粉を溶かす
ボウルに白玉粉を入れ、適量の水を加えてよく溶かします
2.上新粉、片栗粉、上白糖を合わせる
別のボウルに入れ、混ぜ合わせておきます
3. 1と2、残りの水を合わせ、混ぜ合わせる
4. 桜の葉のみじん切りと紅色素(2~3滴ほど)を加えて、ほんのりピンク色に染め、混ぜる
5. 型に流し入れる
6. 沸騰した蒸し器で蒸す(中火)
あんを包む場合は15~20分。あんを包まない場合は25~30分蒸します。
7. 生地をこねる
蒸し上がったら、型から取り出し、手に水をつけよくこねます
8. あんを包む場合は、包あんする
生地を4等分し、あんを包み、形を整えます
(写真は倍量で作っています)
※型から取り出し、あんを包まなければ、棹菓子になります。
ういろうを蒸す際は、ステンレス製の流し缶(玉子豆腐型)を使うと便利ですよ。