秋冬限定の和菓子「大納言」を求めて、京都・烏丸御池の「亀末廣」さんへ行ってきました。
大納言は、秋に収穫した丹波大納言小豆を甘くふっくらと煮たもの。あんこ・小豆好きなら一度は食べてみたい逸品です。
私も「いつか食べてみたい」と思い続けて9年目。ようやく初めてお目にかかりました。感動の食レポ
京都・亀末廣さんの大納言とは?
まずはお店の場所
地下鉄烏丸線の烏丸御池駅から徒歩2~3分。姉小路通り沿いにあります。
店構えは京都らしい、伝統と風格のある建物。店前には大きな暖簾がかかっています。
引き戸のガラス戸をガラガラと開けると、そこには趣ある素敵な空間。店頭のショーケースには美しい干菓子や生菓子が並び、目を奪われます。
そしてお目当ての大納言もそこに…竹のケースに入った大納言、まるで竹の中にいたかぐや姫を見るような気持ちになりました。
大納言とのご対面
もちろん店内でいただくわけにはいきませんので、大事に自宅まで持ち帰りました。
そして、いよいよ大納言とのご対面です。いつか食べてみたいと思い続けて9年目。ようやくお会いできました。
手のひらサイズの竹筒に入った大納言。
スプーンですくってひと口。大納言の美味しいこと。豆も皮もふっくらと炊かれ、何と優しいお味。
どうしたらこんなにも美味しく炊けるのでしょうか。。。ただただ感動と畏敬の念を抱きました。ありがとうございます。
「大納言小豆は皮が美味しい」と言われていますが、亀末廣さんの大納言をいただいてよく分かりました。皮が美味しい。
亀末廣さんの大納言のように、あんだけを食べる機会は案外少ないもの。たいていは生地にくるまれ、あるいは生地で挟まれています。
あんだけを味わえる和菓子というのも、贅沢なものです。
大納言の販売期間
11~3月の限定販売となります。
1つから購入できます。今回は予約せずに購入できましたが、もし不安な方は予約した方がいいかも。
大納言を知ったきっかけ
そもそも9年前に、亀末廣さんの大納言を知ったのは、姜直美さんの本「何度でも食べたい、あんこの本」
コチラの本は「あん」に視点を当てながら、京都、大阪そして全国の和菓子屋さんを紹介しています。単なるお店紹介では無く、職人さんのあんへの想いやこだわりなどのエピソードがふんだんに書かれています。
ここで紹介されていたのが、大納言でした。
あん好きの方には必携の一冊ですよ。
最後に
亀末廣さんの和菓子は、店頭でのみ購入可能です。京都駅や市内の百貨店などでは購入できませんので、京都に行ったら亀末廣さんを訪ねてみてください。
干菓子やようかん、上生菓子、最中などもあります。
店舗情報&MAP
営業時間:8:30~18:00
定休日:日曜日