どらやきやまんじゅうに焼印が押されていると、何となく嬉しいですね。
焼印は和菓子の季節感を表現したり、焼いた香ばしさが美味しさを引き立てるなど、とっても便利なアイテム。焼印をいくつか持っていると、同じお菓子を作っても焼印を変えるだけで、異なる季節を表現できます。そして和菓子作りも楽しくなりますよ。
今回は焼印を購入しようかなあと検討中のあなたに、焼印の種類や使い方、オススメの焼印をご紹介します!
ご参考にしていただけると幸いです。
和菓子作りにオススメ、焼印のご紹介
焼印の種類
焼印は熱源や材質で種類があります。
<熱源の違い>
・ガス火
最も種類が多いタイプ。ガス火で温めてから使います
・電気ゴテ
コンセントにつないで使うタイプ。ガス火が使えない方にはおススメです。商品の種類は少ないです
<材質の違い>
・鋳物(鉄)製
最も種類が多いのが、鋳物タイプ。昔から鋳物製で作られていたので、デザインや種類が豊富。
ガスで温めてからの熱の持ちが良いので、一度にいくつもの和菓子に押印が可能です。
ただし錆びやすいので、使用後のお手入れは注意が必要です。洗ったら、すぐにガス火で温め、乾かしておきます。
・ステンレス製
最近はステンレスタイプも種類が増えてきました。
鋳物に比べると、熱の持ちは短いので、一度に押印できる和菓子の数は鋳物よりも少ないです。
ただし、お手入れは楽ちん。ステンレスなのでさびにくいです。
焼印の使い方
焼印を温めてから押印しますが、キレイに押すためにはコツがあります
◎コツ1
焼印をじっくりと熱してから押印すること。温めが足りないと、焼印がかすれてしまいます。
ガスコンロでしっかりと(3分程度)温めてから、和菓子に押印してください。軽くひと押しできれいな焼印が付きます。
◎コツ2
和菓子に押印する際のタイミングは、和菓子によって異なります。下記を参考にしてください。
蒸しまんじゅう:粗熱が取れてから、押してください。蒸し立てに焼印を押すと、まんじゅうの皮が焼印にくっついてしまいます
焼きまんじゅう:焼き上がったら、押してください。生地が冷めて固くなってから押すと、印がかすれたり、陥没する恐れがあります
どらやき:やや粗熱が取れてから、押してください。
焼印の使い方、動画でどうぞ
おすすめの焼印
春の焼印の定番、桜(ステンレス製)
お手入れ楽ちんなステンレス製。春の定番は、桜です。ぜひもっておきたい一本です。
春の焼印の定番、わらび(鋳物製)
早春には蕨。薯蕷まんじゅうに
4・5月の定番、藤(鋳物製)
桜が終わったら、印は藤ですね。
初秋の定番、すすき(鋳物製)
初秋にはすすき。シンプルに秋の訪れを感じさせる焼印です。
冬なら、雪輪(鋳物製)
季節を問わない焼印なら、千鳥(ステンレス製)
可愛い千鳥の焼印です。千鳥は季節に関係なく、一年中使用できます
可愛い焼印なら、うさぎ(鋳物製)
まんじゅうに押したい、うさぎの焼印。9月のお月見和菓子に使います
雪の結晶(鋳物製)
個性的な焼印なら、金魚(鋳物・鉄)
個性的な焼印をもう一本、たんぽぽ(鋳物・鉄)
春の定番は桜ですが、タンポポもいいですね。他の人と違う焼印が欲しい方に