梅雨です。暦の上では入梅から30日間が梅雨の時期。雨はしとしと降り、湿気でジメジメする日が続きます。
こんな時こそ、さわやかな和菓子で快適に過ごしませんか?見た目はさわやか、食べるとすっきり、作るのはあっさり短い時間で。
※すいかゼリーのレシピは、尊敬する分とく山の野崎さんの和菓子レシピ本を参考にしています。さすがのおいしさ。食後のデザートにぜひお試しください。
すいか羹/すいかゼリーの材料(流し缶12×8cm 2つ分)
- すいか果汁:200g
- すいか果肉:お好み量で
- ゼラチン:8g(または粉寒天2g)
- 砂糖:20g
※寒天を使うと「すいか羹」、ゼラチンを使うと「すいかゼリー」になります。
すいか羹の作り方
- すいかの甘い部分を1cm角にカットし、流し缶に並べて置く
- 残りのすいかを適当なサイズにカットし、ミキサーで果汁にする
- 鍋にすいかジュース、粉寒天、砂糖を入れ、火にかける
- 沸騰したら2分ほど煮立たせ、火を止めて、流し缶に流し入れる
- 粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし固める
すいかゼリーの作り方
- 板ゼラチンを水に浸し、3分ほど置き、ふやかす。
- すいかの甘い部分を1cm角にカットし、流し缶に並べて置く
- 残りのすいかを適当なサイズにカットし、ミキサーで果汁にする
- 鍋にすいか果汁と砂糖を入れ、火にかける
- 沸騰の手前で火を止め、ふやかした板ゼラチンを入れよく混ぜ、ゼラチンを溶かす
- 流し缶に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、固める
ところでむかしの人は、どうやって梅雨を過ごしていたのでしょうか?
江戸の頃は、雨で商売あがったりで暇になると、こぞってお花見に出かけたそうです。花見はもちろん桜ではなく、菖蒲(しょうぶ)。菖蒲や紫陽花は晴天よりも、雨に濡れている方が風情があります。
お花見と言えば「花より団子」。やっぱり和菓子は欠かせませんね。桜の頃には桜餅やお団子を食べるけれど、梅雨の時期なら何でしょう?今ならすいか羹をオススメしたいけれど、昔はきっとすいか羹は無かったから、やっぱり団子かな?