黄身時雨の名前の由来は、冬の時雨空。しとしと降る雨の様子を、表面の亀裂で表現しています。
この亀裂がなかなか上手に入らなくて・・・作り手泣かせのお菓子なのです。
だからヒビ割れた時の美しくて、美味しいこと!
ぜひお試しください
黄身時雨の材料と道具
材料:4個分
<生地>
・白こしあん:90g
・卵黄:9g(あんの10%)
・もち粉:0.8g
・上新粉:0.8g
・イスパタ(膨張剤):0.5g
イスパタは和菓子でよく使う膨張剤です。無ければベーキングパウダーで代用できます
<中あん>
・こしあん:60g(15g×4個分)
道具
・ボウル
・ゴムベラ
・鍋
・蒸し器
黄身時雨の作り方
1. 白あんと卵黄を混ぜる
白あんに卵黄を加え、ゴムベラでしっかりと混ぜ合わせます。滑らかな状態になったら、鍋に移し入れます
この後加熱して卵黄がダマにならないよう、しっかりと混ぜておきます
2. あんを火取る(=水分を飛ばす)
鍋に混ぜたあんを入れ、弱火にかけヘラで混ぜながら、水分を飛ばします。指で触って、生地がつかないところで火を止めます
あんは鍋底から固まってくるため、ゴムベラでよく混ぜてくださいね
水分を飛ばし過ぎないように!どのあたりで火を止めるかは、動画もご参考に~
3.粉を加えて混ぜる
ボウルにあんを入れ、ゴムベラでよく混ぜ、生地を滑らかにします
卵のダマが残ってしまった場合は、ザルで漉せば大丈夫です
でも多少のダマなら気にせずに、漉さなくてもいいです
もち粉、上新粉、イスパタを加え、さっくりと混ぜます
しっかりと混ぜるというよりは、粉が見えなくなる程度で混ぜればOKです
4. あんを包む
あんを4等分し、丸めます
生地であんを包み、綴じ目を下にしてクッキングシートの上に置きます
あんを包む際に生地がヒビ割れてきた場合は、ほんの少しの水を加え、軽く混ぜてください
5. 蒸す(強火で6~7分)
沸騰した蒸し器にクッキングシートを置き、その上に黄身時雨をのせます
蓋をきっちりとしめ、強火で6~7分蒸します
6~7分経ったら蓋を開けます。ひび割れていますように!!
蒸し器にのせたまま、粗熱を取ります
温かいうちは生地が柔らかいので、触ると指の跡が残ります
粗熱が取れるまで、置いておきます
粗熱が取れて冷めたら、しばらく(2~3時間)置いてから食べると美味しいですよ
レシピ動画
・黄身時雨の賞味期限は2日ほどです
・黄身時雨の作り方のポイントは、火取り(水分を飛ばす)と蒸し方です
火取りし過ぎないようにして、蒸す時は強火で蒸してください