あんを作ってみたけれど、パサパサになってしまったという経験はありませんか?教室でもよくご相談をいただきます。
なぜ、パサパサするのか?
今回はその原因と、対策法をご紹介します。ご参考にしていただけると幸いです!
あんがパサつく原因は?
あんに入れる砂糖の量を、レシピより減らしていませんか?
あんをしっとりさせるのは、ある程度の砂糖の量が必要。あんにしっとり感を出すのは砂糖なのです。
ついつい甘さ控えめにと、入れる砂糖の量を減らしがち。そうするとどうしてもパサついたあんが出来上がります。
私もいろいろと試作してみましたが、つぶあんは最低でも小豆(乾燥)と同量が必要です。出来れば小豆の1.1~1.2倍ほしいところ。
そしてこしあんは最低でも小豆(乾燥)の90%量、出来れば同量入れたいところです。
しっとりしたあんを作るには、レシピ量の砂糖を入れましょう。
砂糖の量を減らしたい方は
とは言え、砂糖を減らして作りたいお気持ちもよく分かります。
減らしたい方は、あんを煮詰める際に、少し早めに火を止めてみてください。水分がやや残っている状態で仕上げると、いくぶんしっとり感が残りますよ。とは言え、規定の砂糖量を入れたあんに比べると、パサつきは感じます。
鍋底が少し見える程度で、火を止めます
砂糖の代わりに水あめを入れる方法などもありますが、水あめも甘味料。結局、砂糖を入れるのとあまり変わりがないと思います。ならば砂糖を入れる方がしっとりするので、私は水あめを入れる方法はおすすめしていません。