すはまとは、きなこで作る和菓子の一つ。きなこの香ばしさと柔らかい食感がとても美味しい一品です。
形はそら豆やわらび、エンドウ豆、あるいは串団子など。京都の和菓子屋さんではよく見かけます。
すはまの歴史について、詳しくは分かりませんが、江戸時代には食べられていたそうです。名前の由来は「州浜形」から来ています。
最近はこのすはまをアレンジされる方も多く、きなこだけでなく、フルーツパウダーを合わせるなど、新しいすはまに出会うことも。
今回のレシピは、オーソドックスなものですが、もっちり食感のあるそら豆形の作り方をご紹介します。求肥を作り、きなこに練り込んでいきます。噛み応えがあり、1個食べると結構な満足感。茶席のお菓子にもオススメです。
すはまの材料
4個分
- 生地
- 白玉粉:30g
- 水 :45g(粉の1.5倍)
- 上白糖:30g
- 水あめ:15g
- 水あめ用の水:少々
- きなこ
- うぐいすきなこ:30g
- 抹茶:少々
- 上白糖;15g
- その他(まぶす用)
- グラニュー糖:適量
主にうぐいす餅で使われていますが、通常のきなこが黄大豆から作られているところ、うぐいすきな粉は「青大豆」から作られています。
実際の色はうぐいす色というよりも、やや黄味がかっています。そのため、少し抹茶を加えて、緑色にします。抹茶の量はお好みです
ご購入は、製菓材料店や大型スーパーなどで。いつでも購入できます
すはまの作り方
きなこを用意する
1. あらかじめきなこを準備しておきます
ボウルにうぐいすきな粉と上白糖を入れます。続いて、抹茶をふるい入れます。
ホイッパーを使い、きなこ、上白糖、抹茶を混ぜ合わせておきます。むらのないように混ぜてください
求肥を作る(鍋練り)
2. 求肥用の生地を作ります
ボウルに白玉粉と水を入れ、ヘラで白玉粉の粒を溶かしながら、よく混ぜ合わせます。白玉粉が溶けたら砂糖を加え、混ぜ合わせておきます
3. 求肥を鍋練りします
ぼうず鍋に、上記の材料を入れます。火にかけ(火加減は弱火)、木べらで絶えず練りながら、求肥を作ります。もち状になればOKです
※絶えず練っておかないと、焦げる可能性があります。焦げてしまうと求肥は使えませんので、とにかく焦がさないように練ってください
4. 水あめと水を加えます
求肥が練りあがったら、一度火を止め、水あめと水を加えます。再び弱火にかけながら、求肥をねります。
練りあがったら、火を止めてください
すはま生地を作る
5. きなこのボウルに求肥を入れます
最初に用意しておいたきなこのボウルに、練った求肥を入れます
6 きなこと求肥を練る混ぜる
きなこを求肥にまぶし、外側から内側へ折りたたむように、練っていきます。きなこ全量が求肥に入るまで、しっかりと練ってください
仕上げ
7. そら豆の形を作る
すはまを8~9等分し、丸めておきます。やや生地が固いので、力を入れて丸めておいてください。
手のひらでつぶし、楕円形のそら豆の形を作ります
8. グラニュー糖をまぶす
最後にグラニュー糖を全体にまぶします。完成です