生姜糖の作り方

昔々、もう20年ほど前のこと。デパ地下で見つけた島根・來間屋さんの生姜糖、初めて食べた時の感動は今でも覚えています。

口の中に入れるとスーッと溶け、そしてかすかに残る生姜の優しい刺激。「世の中にこんなにも美味しい砂糖菓子があるのね」と、一時期は生姜糖ばかり食べていました。生姜好きの方なら、その美味しさに絶対にハマりますよ。必ず一度は食べてみて欲しいです!

生姜糖の作り方は、砂糖に生姜と水を加え、煮詰め、結晶化させて作ります。あっという間に出来てしまうのがいいところ。

似たような砂糖菓子に「琥珀糖」がありますが、全く別物。琥珀糖は寒天で固め、カットし、乾燥・結晶化させたものになります。

生姜糖の材料と道具

材料

・グラニュー糖:90g
・水:45g
・生姜:20g程度

道具

・鍋
・ゴムベラ(耐熱性のもの)または木べら
・茶漉し
・玉子豆腐器(小)
・クッキングシート
・温度計(200℃まで計測できるタイプ)

生姜糖の作り方

1. 下準備

バットまたは型にクッキングシートを入れておきます

2. 生姜を絞る

生姜を20g程度用意し、皮をむきます

おろし金ですりおろします

すりおろしたら、茶漉しで漉し、9gの生姜の絞り汁を用意します

あんこラボ
あんこラボ

生姜の筋が入ると食感が悪くなるため、漉してくださいね

3. 結晶を作る

あらかじめ、クッキングシートを入れた型を、鍋の横に置きます


鍋に砂糖と水を入れ、中火にかけ、沸騰させます。

鍋に砂糖と水を入れ
沸騰させます

沸騰したら、生姜汁を加えます

あんこラボ
あんこラボ

沸騰してから生姜汁を加えるのは、生姜の香りを残すためです

そのまま107~108℃まで加熱し、火を止めます

あんこラボ
あんこラボ

温度計が無い場合は泡の状態で判断します。泡のサイズがやや大きく、粘りが出てきたら約107~108℃です

ヘラで手早く混ぜます。砂糖が白濁するまで混ぜ続けます

あんこラボ
あんこラボ

ヘラで混ぜ、砂糖を結晶化させます。ここが一番のポイントなので、手早く混ぜ続けてください!

砂糖が白濁したら、すぐにバットや型に流します

あんこラボ
あんこラボ

砂糖は鍋の中ですぐに固まりますので、手早く入れます

4. 固まったら、ひと口サイズに割る

砂糖がしっかりと固まったら、食べやすいサイズに、手で割るもしくはナイフでカットして完成です。

2 COMMENTS

ゆきね

いつもレシピを参考にしています。先日生姜糖を作ってみたのですが、型に入れ粗熱をとって冷蔵庫にいれたのですが、一週間経っても結晶化しませんでした。加熱の際も温度に問題はなかったと思います。
琥珀糖のように、常温で風通しの良いところで保管するのでしょうか。

返信する
あんこラボ

レシピをご参考にしていただき、ありがとうございます。
お問い合わせいただきました生姜糖ですが、結晶化しない原因は温度が上がってからの混ぜが足りないのではないかと思います。
鍋で混ぜている間に結晶化が始まりますので、急いで型に入れないと、途中で固まってしまうほどです。
解決方法としては、温度を上げてからよく混ぜてみてください。
琥珀糖とは全く作り方は異なりますので、琥珀糖のように時間をかけて結晶化はさせません。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です