東京あんこ散歩。今回訪ねたのは「神田神保町」です。
神田神保町と言えば、古書店、大学、喫茶店、カレーの街。昔から数多くの書店が軒を連ね、明大・日大・専修・・・と学生の街、さらに学生が喫茶店に入り、本を片手にカレーを食べる、という歴史からカレーの店が多いそう。
「本を探し、ちょっとお腹がすいたら、甘いものが食べたい・・・」
神保町にはカフェや喫茶店も多く、コーヒーと甘いもので満たすのもよいですが、ちょっと寄って買い求めたい、持ち帰りたい、なんて時は、ぜひ和菓子屋さんに寄ってみませんか。
今日は、神田神保町のおすすめの和菓子屋さんを3軒ご紹介します。出版社なども多く、おもたせや手土産に嬉しい和菓子の数々もありますよ。本を求めて、カレーを食べに、神田神保町を訪れたら、ぜひ和菓子屋さんにも立ち寄ってみてくださいね。
1. ささま
駿河台下交差点からすぐのところにある和菓子処。創業は昭和の初め。お店は大きな通りに面しているものの、ひっそりと静かな佇まい。うっかりすると通り過ぎてしまうほど(私も一度、通り過ぎてしまいました)。都会の喧噪にありながら、ここだけは静寂な空間です。
店内も昔ながらの落ち着いた雰囲気。ショーケースには生菓子が飾られています。「どれも美しい…」そう、ささまさんの和菓子の魅力は、これらの美しい生菓子なのです。月ごとに変わるので、どの月に伺っても、季節の生菓子をいただけます。
生菓子を販売されている和菓子屋さんは、敷居が高く、入りづらい、買いづらいというイメージがありませんか?ささまさんはご心配なく。生菓子は1つからでも購入できますし、お店の方もとっても優しいので、安心してお買い物できます。
季節の生菓子を食べたい、そんな方にぜひおすすめしたい和菓子処です。
http://www.sasama.co.jp/
2. 文銭堂
神田すずらん通りにある和菓子処(カレー「キッチン南海」のある通りです)。お店は大きく、どちらかと言えば総合和菓子店。和菓子も、餅菓子、生菓子、焼き菓子、干菓子・・・と様々な和菓子が並びます。おもたせや手土産にぴったりの和菓子屋さんです。
中でもおすすめなのが、「銭形平次最中」。もちろん最中の形は投げ銭、上面は銭・形・平・次となっています。種類は、大納言・こしあん・栗きんとん・挽茶の4つ(私はつぶあん好きなので、迷わず大納言を選びました)。あんは甘さ控えめでとてもおいしいです。
おもたせや手土産用のお菓子選びは結構難しいもの。どんなものを贈れば喜ばれるのか、悩むことも多くありませんか?そんな中、ご参考までに私の手土産選びのポイントをご紹介します。そのポイントは3つ「日持ちするもの」「個包装」そして「話題や話のきっかけになるものを選ぶ」です。こちらの銭形平次最中は、3つのポイントをすべてクリア。最中は日持ちOK、しかも個包装で、さらに江戸の歴史好きなら、銭形平次に飛びつくこと間違いなしですよ。
http://kanda-bunsendo.com/index.html
3. 亀澤堂
神保町交差点の脇、神保町駅から徒歩0分にある和菓子処。創業は大正時代、今から100年以上前のこと!う~ん、歴史古いです。昔は必ずあった街中の和菓子屋さん的存在の亀澤堂さんです。
こちらは何といっても、どら焼きが有名。どら焼きの皮の焼き色の美しいこと。ほれぼれ見入ってしまいます。若干小ぶりサイズなところが、女性には嬉しいですね。
どら焼きの種類は、小倉あん(つぶあん)、こしあん、そして季節のあん。冬は旬の柚子を使って、ゆずあんどら焼きが販売されています。
亀澤堂さんの和菓子は、自分用に買い求めたいです。どらやきの他、大福やおまんじゅうなどもあります。むしょうにあんこが食べたい、どら焼き食べたい、大福食べたい、おやつに・・・そんなあなたの欲求を満たしてくれるお店。駅から近いのもうれしいです。