花びら餅の作り方③:求肥と菱餅の作り方・成型

新春の和菓子「花びら餅」。求肥に味噌あん、紅色の菱餅、ごぼうの蜜煮の組合せ。裏千家の初釜の和菓子としてもおなじみです。

今年は手作りの花びら餅に挑戦してみませんか。花びら餅作りはやや大変ですが、作りたては絶品の美味しさです。

求肥の作り方です。

花びら餅の材料と道具

材料:4個分

<花びら餅>
・白玉粉:72g
・水:64g
・上白糖:65g(粉の約90%)
・湯:80g

<菱餅>
・白玉粉:10g
・水  :20g
・上白糖:10g
・紅色素:少々(水でのばす)

ごぼうの蜜煮:4本

味噌あん:60g

・片栗粉:適量

道具:

・ボウル
ぼうず鍋
・木べら(宮島型)
・蒸し器
・バット
・ハケ
・セルクル(9cm)

花びら餅の作り方

1. 白玉粉をこねる

ボウルに白玉粉と水を入れ、手でこねます
※ひとまとまりになるよう、よくこねてください

白玉を4等分し、平らな小判型にしておきます

2. 白玉を蒸す

沸騰した蒸し器に濡らしたさらし布を敷き、その上にこねた白玉を並べます

さらし布で白玉を覆い、蒸し器の蓋を閉め、強火で10分間蒸します

3. シロップを作る

もちに練り込むシロップを作ります。上白糖に湯を入れ、混ぜ、溶かしておきます

4. バットに手粉の片栗粉を敷く

バットに片栗粉をまんべんなく敷いておきます

5. 求肥を練る

もちにシロップを3回に分けて加え、火にかけながら練り上げていきます

蒸し上がったもちを、鍋に入れ、木べらでよくこねます。

もちにシロップを加える(1回目)
もちにシロップの1/3量を入れ、弱火にかけながら、シロップを餅に浸透させます(絶えずヘラで餅を動かします)

もちをこねる(1回目)
シロップが浸透したら、火を止めます。木べらを持ち、もちがぷっくりとなるまでこねます。

もちにシロップを加える(2回目)
鍋にシロップの残り半分量を入れます。弱火にかけ、シロップを餅に浸透させます(絶えずヘラで餅を動かします)

もちをこねる(2回目)
シロップが浸透したら、火を止めます。木べらを持ち、もちがぷっくりとなるまでこねます。

もちにシロップを加える(3回目)
鍋に残りのシロップを入れ、弱火でシロップを餅に浸透させます。(絶えずヘラで餅を動かします)

もちをこねる(3回目)
シロップが浸透したら、火を止めます。木べらを持ち、もちがぷっくりとなるまでこねます。
最後に、もちの伸び具合を確認します。ヘラに巻きつけ長く伸びればOK。出来上がりです。

バットにもちをのせ、二つ折りにします

6. 菱餅を作る

電子レンジを使い、簡単に作ります。

・ボウルに、白玉粉と水を入れ混ぜ、砂糖も加えて混ぜ合わせます

・紅色素を水で溶き、微量ずつ加え、着色します

・電子レンジで加熱します
(600Wで50秒で加熱しました。お使いのレンジにより、加熱具合が変わります。ご調整ください)

・もちをこねます

・もちを片栗粉の上にのせ、ハケで粉を全体にまぶします

電子レンジが無い場合は、蒸し器で5~10分程加熱してから、こねてください。

7. 花びら餅を成型する

材料を準備します

菱餅は四角くカットし、ごぼうは蜜を切り、あんは4等分し丸めておきます

求肥を4等分にカットします
※求肥が冷めないうちにカットしてください。もちが冷めてしまった場合は、電子レンジで数秒温めてください

麺棒で求肥を伸ばします(10cm程度の長さに)

セルクルで丸型に抜きます

ハケで余分な片栗粉を払い落します

成形します。菱餅をのせ、続いてごぼう、味噌あんの順にのせます

求肥を閉じます

完成です

ごぼうの蜜煮と味噌あんの作り方は、下記をご覧ください
(ごぼうは前日に作ります)

花びら餅の作り方②:味噌あんを作る 花びら餅の作り方①:ごぼうの蜜煮を作る

 

花びら餅の動画レシピを見る

Youtubeで動画(ダイジェスト版)をご覧いただけます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です